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第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞作、ついに完結! 流転する災いの終結か。消えゆく妻の生命か。夫の、最後の選択。――陸郎宅に居候しながら、村に留まる雪之丞。朝日を救う唯一の手掛かりは、六十年前の出来事を記録した“祭文”だった―――。冬至の祭事“嫁拝み”も終わり、季節は大晦日。雪が降りしきる中、妻は裸足で夫のもとに。妻同様に、夫もまた、選ばれし者だった。
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Posted by ブクログ
短い作品ながら、生への慈しみにあふれた自然風景の描写、遥かな過去と未来を見通すような深い作品世界、読み返すたびに泣けてくる名作です。 神の嫁として村の女子を人身御供に出すという神話の世界を現実に生きる人々の物語として蘇らせるために、1970年代初頭の青森の村を舞台に設定したところに、まず唸らされる。...続きを読むまだ土葬の風習を保ち、「おぼすなさま」のしきたりに縛られている村は、一方では日本全体が高度経済成長に突き進む中で、りんご価格の暴落と品種一斉改良を迫られている。この村で育った「りんごの子」である朝日と、東京の理学部を出て入り婿にやってくる雪之丞の夫婦が迫られる困難な選択は、二つの異なる原理にもとづく世界の間でどう生きていくのかという村そのものの選択でもあるのだ。 ひとりの個人にとっては理不尽としか言いようのない運命に翻弄されて、「見返りなくただ生きる我々がなぜ奪われるんだ!」と叫ぶ雪之丞に対し、総代が返す「毎年兆す芽・草・花・実 くりかえしくりかえし その不思議こそが 大いなる神の所業だと気付いだんだ 我々は購いきれない祝福の業火の中生きておるのよ」という言葉は衝撃的に重い。呪いが祝福であり祝福が呪いとなる因果の中に、類としての私たちはまだ繋がれている。3.11という大いなる災いを祝福として受け取ろうとする、祈りに満ちた物語として読むこともできるように思います。
わかってたけどさー。 なんとなく結末はこうだろって想像してたけど・・・ やっぱ悲しいよ。 そんなぁ~~って思うよ。 せっかく通じ合えたのに、始まりではなく 終わりだなんてね。 うぅ。。。。
すごい漫画だった。読み終わったばかりで、何も言葉が出ないけれど、胸の中からぐわあ、と広がっていくような漫画だった。
林檎の樹の神様のもとへ嫁入りが決まってしまったらどしよもないんだよ。って運命に逆らって、逆らって逆らって逆らったけれど。相手は神様で、こちらはただのちっぽけな人間で。諦めるしかなくて。代わりたくても代わらせるわけにはいかなくて。誰もが大切で。 とね。本編は結局抗えないままで。 ハッピーエンドになって...続きを読むてもね。どうかなぁ。無理感があるかなぁ。とは思うんだけど。悲しかった。から4。なんだけど、おまけの番外。雪之丞さんの子供のころ。捨て子で、拾ってくれた現・両親に嫌われたくなくて必死な雪之丞と、必死になる子を見て必死にさせてしまう自分を悔やむ母がお互いを求めあえた瞬間の話が泣けたので5。大事で大切な思い出。ね。あるかな。どれかな。卑屈な思いはそんな簡単にゃ消えないけどね。すぐね。暗闇に覆いつくされるのさ。
最終巻。こんな漫画初めて。最初からまた読み返したい。純文学とか伝統とか神話とか好きな人は面白く読めると思います。表情とかもグッとくる。温度がある。
禍ツ神でもあり、豊穣の神でもある『おぼすな様』。それは、この村を取り巻く自然の姿そのもの。 なぜ贄を欲しがるのかと問うても、なぜ嵐がくるのか、なぜ大雪を降らすのか、なぜ地震を起こすのか…それらを問うても仕方のないように、人知の及ばない神の所業なのです。 それでも諦めることが出来ず、どんな犠牲を払おう...続きを読むとも神に抗おうとする雪之丞。大切な人を喪い無力さに打ちのめされても、地に足をつけこの村で生きて行きます。 失ったものは大きかったけれど、得たものもまた多かったのだ…そう思いたいですね。
終わってしまうのが残念です。雪之丞さんの朝日への思いの変化が始めと比べると大きくなっていることがよく分かりました。でも、2人とも救われておぼなす様の伝承も消える、という都合の良い話はやはりなくて、妙にリアルに感じられました
良かったです…! 暖かくて感動しました… 朝日ちゃんは光り輝いて十二年も照らしてくれてるんだって思ったら、ほっこりしました。^^
いつまでも胸に鈍くて切ない痛みを残す結末。 こんなふうに誰かを愛せることが1番の幸せ なんだろうなって思えます。満足です。
なしてもう終わってまるのー!!まぁでも主人公が捨て子だった設定も回収されてて、物語としてはきちんと閉じられていたように思う。もっと読みたかった。
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