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尖閣諸島、竹島、北方四島……日本の領土が喪われつつあるいま、初代・内閣安全保障室長が「国家」危機管理のノウハウを説く。「国防力」というと、通常は陸海空の軍事力を指す。その意味では、わが国の国防力は、装備という“ハード=目にみえる国防力”は立派だが、それを運用する“ソフト=目にみえない国防力”は欠陥だらけなのである。「主権意識、情報力、統治能力なき政権に、わが国は守れない! いま求められているのは、愛国心と国防力だ」。にも関わらず腹立たしいのは、中国船による確信犯的な領海侵犯、丹羽宇一郎中国大使の公用車襲撃・国旗奪取……といった事態に際し、怒らないことをもって「大人の対応」と、己の臆病保身を正当化するリーダーの発言が数多見受けられること。日本の国防的威信失墜はとどまるところを知らない。総理をはじめとする政府中枢は、直ちに国際社会と国民に向けて所信表明すべきだ。著者は繰り返しいう、「公憤なき政治家は去れ!」と。
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今の2021年でも通じる日本の危機管理能力の低さは本当に情けない。
昨今の新型コロナウイルス蔓延での影響も差に非ず、何もかもが後手後手に廻ってる。
佐々氏が御存命であったなら何を思うであろうか?
日本が失うのは国土だけではなく国そのものかも知れない。
Posted by ブクログ 2013年10月02日
日本の制度が国防上持つ欠陥を、警察、防衛などの現場での経験と共に説明した本。
愛国心という文字を見ただけで拒否反応を起こす層もあると思うが、実経験に基づく問題の指摘と提案に説得力がある。日本の実態を知っておく意味は大きいと思う。
国家レベルの欠陥には目を覆う。阪神大震災で当時の村山首相の無策と積極的...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月10日
佐々さんの著書には共感を覚える部分が多々あるが、この本で印象に残ったのは「立派な指導者は責任逃れをしない」「ビジネスパーソンは、出世したい人と、地位よりも何か大きなことをやり遂げたい人に大別でき、後者が増えるのが世の中にとって望ましい」との下りだった。
あの悪夢のような民主党政権時代は政治家が責任を...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年02月23日
佐々氏らしく国家危機管理の必要性を
アメリカの管理能力の高さと比べて
日本の脆弱性を強く指摘している。
「スリ・ミニッツ・レポート」という情報報告の迅速性や
「ワン・ボイス」という情報報告の一元化というルールが
日本には整備されていないことも、国家の危機管理上も
重要な要素と述べている。
政権交...続きを読む
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