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新聞に連載小説を発表している私のもとに1通の手紙が届く。その手紙には、ミステリー界最後の不可能トリックを用いた<意外な犯人>モノの小説案を高値で買ってくれと書かれていた。差出人が「命と引き換えにしても惜しくない」と切実に訴える、究極のトリックとは? 「あなたが犯人!」を見事に成立させた、衝撃の書。読後に驚愕必至の第36回メフィスト賞受賞作! (講談社ノベルス)
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Posted by ブクログ
ええっ!!素直にすごくない???!こんな話はじめてだ。引き込まれましたよ。ほかの作品も是非読みたい。聡明な文章も好み。
面白かった!なるほどなと思った。超心理学が題材に出てきた時点でキター!と思った。さすがはメフィスト賞系小説。
古今東西ミステリーにはたくさんの意外な犯人が登場してきた。そんな中、読者が犯人というのは、確かに群を抜いて突飛な犯人像だし、その発想は面白い。 物語は、新聞に小説を連載している主人公のもとに、読者が犯人というミステリー小説の不可能トリックの原案を買ってくれという手紙が届くところから始まる。 一見...続きを読む関係なさそうな超心理学の実験や差出人の覚書が、後半見事に繋がっていくのが読んでて心地いい。 この作家さん、過去に数作しか読んだことないけれど、後半の畳み掛けるような展開が印象的だった。今作はデビュー作だけど、すでにその片鱗は見える。 タイトルの「ウルチモ・トルッコ」は、イタリア語で究極のトリックという意味だそう。 確かに読者が犯人と言えばそうなんだけど、状況が特殊すぎて、やや無理矢理感があるかな。 でも、デビュー作だからこそか、挑戦的というか意欲的というか。サイトレビューを見ると評価は低めだけど、個人的には悪くない読後感。
★★★★☆ 史上初の犯人 【内容】 新聞に連載小説を発表している私のもとに一通の手紙が届く。その手紙には、ミステリー界最後の不可能トリックを用いた「意外な犯人」モノの小説案を高値で買ってくれと書かれていた 【感想】 おそらくこの人が犯人になったのは初めてであろう。そのインパクトは絶大であり、それだ...続きを読むけで評価できる。 なんとコレがデビュー作というからそこも驚き! 読後感としては、ちょっと複雑な感じがします。それほど中身に引き込まれたってことでしょう。 文字を映像にすれば映像化も不可能じゃないのですが、多くの人が最終的に混乱するので厳しいかな。 「ウルチモ・トルッコ」とはイタリア語(あるいはスペイン語)で「究極のトリック」を意味する言葉。 第36回メフィスト賞受賞作。
斬新なトリックだけれど、特定の条件でないと成立しない。 一つは、被害者の体質。 もう一つは、小説の掲載方法。 新聞連載でないと成立しないトリックであるため、少なくとも私は犯人にならなかった。
「読者が犯人」物はどうしたってキワモノにならざるを得ないと思うんですが、これもその御多分に漏れません(笑)。ですが、読み終わって本を閉じる時に、 「なるほど、確かに私が犯人だ!」 「いや、この殺害方法はアンフェアだ!」 と確かに悶々とするんですが、既読のこのジャンル作品の中では間違いなく暫定一位の新...続きを読む解釈です。そう来るか〜(笑)。 物語は、 「私に届いた、奇妙な手紙と小説」 「私と友人の、奇妙な手紙をめぐる会話」 「私と超能力研究者の、超能力実験と検証」 の三本柱を軸に展開します。あと、芸術探偵シリーズの海埜刑事の登場が嬉しかったわ〜( ^ω^ ) 詳しくはネタバレになるので書きませんが、これらが言わば「トリックそのもの」であり、「読者に対するフェアな情報開示に極力努めたもの」であり、「このトリックが成立する世界観を構築しようとする」試みです。 読者を被害者と同じ次元に置き、なおかつ被害者を殺害させるという無理難題に対して作者が出した解答例は、あまりに荒唐無稽です。 ですが、表紙に映る自分の顔を見て、「悪気は無かったんや…」とうそぶきながらも、被害者が最後に私達犯人に送ったメッセージに胸を打たれたのでした。 この無謀なテーマに果敢に挑戦してくれた意欲に敬意を表して、星0.5増しの四つ星です! 「読者が犯人というミステリのトリック案を、一億円で提供したい」ーーそんな奇妙な手紙が「私」のもとに届いた。果たして差出人の意図、そして彼が命と引き換えにしても惜しくない「究極のトリック(ウルチモ・トリック)」とは?
正直期待せずに読んだのですが、面白かった。 「読者が犯人」という究極のミステリーを完成させるトリックを主軸においた話。 読み終わってみると、読み始めのとき確かに「こういうトリックとかありえるんじゃない?」と思った内容がまんま結末だったり(笑)、セリフから先が想像できたりするのですが、なのに薄っぺら...続きを読む感があんまりない。 屁理屈みたいな部分もありますが、なるほど、辻褄はあってる。 お約束的ではあるのですが、そこへ至るまでの行程が丁寧に準備されていて、強引さは(私は)あんまり感じなかった。 「読者が犯人」、面白かったです。
推理小説における最後の、そして究極のトリック・・・「犯人は読者」に挑戦した作品。 新聞に連載小説を発表している私のもとに1通の手紙が届く。その手紙には、ミステリー界最後の不可能トリックを用いた<意外な犯人>モノの小説案を高値で買ってくれと書かれていた。差出人が「命と引き換えにしても惜しくない」と切...続きを読む実に訴える、究極のトリックとは?読後に驚愕必至のメフィスト賞受賞作! ミステリーを読むと、犯人は必ず作中に登場しているわけで、意外性を狙った小説でも、探偵が犯人、動物が犯人、被害者が犯人でもあった・・・等々、およそ書き尽くされてるんだが、この作品では、ミステリー界に残された最大のトリック・・・「読者が犯人」になると言うトリックに挑んでいる。 本書を読む前に、事前の知識として、犯人は読者である、って事は知っていたので、果たしてどんなトリックなんだろう?と興味津々で読み進めた。この作者は、非常に博識なのか勉強熱心なのか、さまざまな事柄について博識ぶりを披露している。それが嫌味にならないのは、高い筆力の裏づけがあっての事だと思う。退屈させない構成も水準以上。 ただ、「犯人は読者」というトリックについてはどうか? なるほど新しい視点ではあるし、伏線も回収されており、大きな破綻は無いように思われるんだが、このトリックを完成させるのは少し条件が厳しいのではないか、と思われる。作者も作中に書いているが、条件さえ満たせば、たしかに「犯人は読者」が成立しそうな気もする。しかし、その条件が厳しい。一般的ではない条件と言ってもよいだろう。このあたりを許容範囲とするか否かは、それぞれの読者の判断になると思うんだが、自分としてはアウトかな。 しかし、斬新なアイデアと構成の妙、読みやすさ等の総合判断では、☆4個。
究極のトリックとして、読者が犯人というアイデアを一億円を買えとせまる男からの手紙。 もっとひどい真相になるかと思っていたが、しっかり本格ミステリとしての形式にのっとっていた。 文章も読みやすく、軽すぎず、ちょうど良い。
主人公のもとに、謎の手紙が届く。差出人に心当たりはない。ミステリーで最も「ありえない」犯人、つまり「読者が犯人だ!」というアイディアを売りつけるというもの。そのトリックとは・・・??そしてこの手紙の送り主の意図は?? 「推理小説の犯人は、大抵怪しくなさそうなヤツが犯人だ」とよく言われている。実...続きを読む際トリックなど全然見破れず、伏線にも気づけず…という私ですら、勘で犯人が分かってしまうことがわりとある。(逆に勘でわかっちゃうから真剣に読まないのか?)「意外」な犯人のパターンは出尽くしたともいわれていて、究極の犯人=読者であるが、こんなトリックは今まで成立していない。 そして超能力・心理学関連の話がよく出てくるんだけど、これを面白いと感じるか、ついていけないか、人によって結構分かれると思う。第六感を信じている私としてはテレパシーの話とかスプーン曲げの話とか楽しめたんだけどねー。あ、でも女の子たちのテレパシーの「トリック」はちょっと無理があるかな?面白いけどさ。そして女の子たちのエピソードが本編とは関係なかったのがちょっと残念。 あ、あと手紙に挿入されている数数のエピソードも好きだったかな。 結末は・・・・本当これは人によって好き嫌いが分かれそう。私としては「ありえない」理屈(?)だけど、かなり気に入っているかな。無駄に超能力のエピソードが入っていたわけじゃないのね、と。 メフィスト賞受賞作だけあるし、推理小説としてはともかく、読み物としては楽しめるんじゃないかな。SF好きな人なら特に。こういう作品がもっと世に増えてもいいと思う。推理小説を名乗っていいのか微妙な気もするけどw
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ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!
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深水黎一郎
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