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美貌の資産家リネットと夫サイモンのハネムーンはナイル河をさかのぼる豪華客船の船上で暗転した。轟く一発の銃声。サイモンのかつての婚約者が銃を片手に二人をつけていたのだ。嫉妬に狂っての凶行か? ……だが事件は意外な展開を見せる。船に乗り合わせたポアロが暴き出す意外な真相とは?
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Posted by ブクログ
映画「ナイル殺人事件」、2021年公開に延期になったけど、見たいな~と思っているので原作を読んで予習。 舞台はエジプト、ナイル川を行く船の上なので、乗客の中に犯人がいる!というクローズドサークルもの。 最初の3分の1くらいは事件が起きる前の状況や人間関係を書いているんだけど、ここが伏線になっていて、...続きを読む後から「そういうことだったのか」と思う部分が多い。事件が起きてからは展開が速くて一気に読めた。とても面白かった。 アガサ・クリスティ―は昔、何冊か読んだことはあるんだけど、もっと読もうと思う。
クリスティ作品の傑作は山程あり、中には僕がまだ知らない作品もあるのだが、「ナイルに死す」は間違い無く僕が選ぶクリスティ作品の「A級」に当たる作品で、大好きな作品の一つだ(とは言いつつ殆どの作品がA級になるのだが(笑)) 今作は冒頭のクリスティ含めた財団の人達の挨拶も素敵で一種の映画の様な、そん...続きを読むな気持ちよさまで感じてしまう。とある金持ちの女性を中心にイギリスの片田舎から渦を巻いてエジプトへと集約されていくストーリーは何度読んでも引き込まれてしまい、抜け出す事は不可能である。クリスティ自身も述べている様に、外国旅行物としてもっとも良い作品という事は紛れもなく、更にはエジプトを舞台としてとても美しい描写を楽しめる作品である。 リネット、サイモン、ジャクリーンと三人の男女を中心に展開されるロマンスミステリー。と書くと印象が全く異なるが、今作はミステリーを土台に少しサスペンス的な恐怖を加え、ロマンスをミステリーの邪魔にならない様に全くの配合バランスで加えた構成になっており、始まりから終わりまで全く破綻のないスピードで進んで行く。ポアロの役割は勿論殺人犯を見つけ出す事により、真相を明らかにする事が求められているのだが、元来のロマンチスト、彼の出会った人達を幸せにするという考えかたから、とある犯罪を大目にみたり、結末としてああなってしまう事を推察しながらも認めていたりと人間的な心情がみて取れる(ヘイスティングスがいたら認めないだろう。レイス大佐である理由がこの部分だろう。) 大金持ちのリネット、彼女の親友のジャクリーン、恋人のサイモン。ジャクリーンはリネットにサイモンを紹介するが、リネットは彼に好意を持ちその後結婚する。ハネムーンでエジプトを訪れる夫婦の前に、都度ジャクリーンが現れて嫌がらせをする。ポアロはそんな様子に気づきジャクリーンを諭していくが、結局は無駄になり。その後、ナイルを降る船内で様々な事件が発生するが、登場人物達は皆んな曲者揃い。エジプトに集約され、ナイルにて事件が広がり、都市について事件が決着する。一連が凄まじい作品で出来栄えは群を抜いている。 クリスティ作品で珍しく金があり溌剌としていて頭も良い女性がとても悲しい結果になっており、人生において彼女は皆んなから羨ましがられ、嫉妬され、波瀾万丈の短い人生だった。サイモンに出会う前の婚約をしていれば違っていたのだろうが、クリスティは恋愛の恐ろしさを書くのが上手く今作の完成度に大きく作用している。 ナイルを降る怒涛のミステリー。クリスティの最高峰の一つだ。読み応えもあり、クリスティを堪能するにはもってこいの作品。
後半の疾走感が心地よい! 登場人物多すぎて何がなんだかって感じだけど、 面白いんだよなぁ。登場人物の個性が随所に 光りつつ、絶妙なテンポで楽しく読めました。
ポワロが言っている考古学的な発掘の話そのままの作品。 発掘で何かみつかると、そのまわりを広く整理をして、くずれた土はとりのぞき、その物体に別のものがついていたら、ナイフできれいに削り落とし、最後にその物体だけぽつんと取り残されているようにする。 絡まり合っている複数の事件が丁寧に解かれていった。
いくつもの謎が絡み合いあっと驚く結末。序盤は登場人物の多さに圧倒され読みにくかったが、後半は一気に読んだ。エジプトの描写も細かく行ってみたいと思った。
エジプトに旅行行く予定があり、エジプト繋がりでたまたま読んだだけだが、読んで良かった。面白かった。 残念ながらコロナのためにエジプトは行けませんでしたが(-_-)zzz
いくつかの愛がそれぞれ対照的で、人物像へフォーカスした前半のストーリーが個人的には興味深かったし、面白かった。
大富豪の美人女性とその夫、元親友で恋人を奪われた女性のドロドロな愛憎劇で起こる殺人事件。 そりゃ殺人もおきるよねって言うくらいのドロドロ具合なんだけど、事件はそんなに単純じゃなかった。 登場人物が多いから殺人事件とは別の事件も起こったり、一癖二癖ある人が居たり。 でも素敵な女性も複数いたので彼女達は...続きを読む幸せになって欲しいな。 会話上に伏線があって、ポアロがちゃんと誰の言葉が怪しいか教えてくれてるけどやっぱり分からなかった。 オリエント急行のようなクローズド・サークルでの殺人は、捕まらないという自信が無ければできないと思う。つまり犯人はとても頭が切れて有能。 ポアロがいなかったら容疑者から外されていたはず。 タイトルが「ナイルの殺人」では無いところがもの悲しいなぁ。
ナイル河での船旅の中でおきた殺人事件の話。 乗っている人たちのくせが強い中、1番目立っていたのが、新婚旅行で来たお金持ちの美女夫婦。 しかもこの美女、親友の彼氏を奪って夫にしたので、もうそれだけで興味津々。 ただ、途中で犯人がわかってしまった自分。 しかし、さすがクリスティで、最後まで目が...続きを読む離せないな内容になっています。
ポワロさん、さすがですね。 途中まで全く展開が予想できませんでした。 財産管理人だとばかり… 愛の強さって並外れた力を持っているんだとつくづく感じさせられました。 オリエントと同じく緩くも特急でもないストーリー性がしっかり読者を考えて作られている、そんな作品でした。
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アガサ・クリスティー
加島祥造
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