終わり続ける世界のなかで

終わり続ける世界のなかで

1,672円 (税込)

8pt

3.8

ノストラダムスの予言を知った私と瑞恵は、「世界を救うために全力を尽くす」と誓った。「今でも世界が滅びるって信じてるの?」――世界は今この瞬間も、終わり続けている。私の命はいつだって死へと向かっている。それでも、生きる意味はあるのか。迷いながら生き延びる伊吹の心の軌跡を辿り、同時代を生きる魂に問いかける、渾身の書下ろし長篇小説。

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終わり続ける世界のなかで のユーザーレビュー

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Rated 3.8 stars out of 5
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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    なんだかとてもよく分かる気がする。
    真剣に生きるということ。
    真剣に生きるというのは実は辛いことだ。
    人は、常に真剣でいることは難しい。
    真面目でいようとすると、真剣になれない時の自分を責めてしまうこともある。
    主人公と私は同じ年。
    なんとなく主人公と自分が似ているとさえ思った。

    0
    2012年03月25日

    Posted by ブクログ

    それでも人生は続く。

    濃い。300ページ以降は一言一言が深い。
    特にP.340は必読。

    終わり続ける、というタイトルは秀逸。

    0
    2012年03月25日

    Posted by ブクログ

    タイトルに惹かれて読んだ本。
    ノストラダムスの予言に怯えた少女がその後どう生きたかを描き、人生とは何かを作者なりに伝えた本。
    ノストラダムスの反論やいくつか出てくる宗教に対する反論など、作者の考えが如実に表れて、「なるほどね。」と思いながら読むことが出来ました。
    共感できる部分も出来ない部分もあると

    0
    2015年09月15日

    Posted by ブクログ

    「ノストラダムスの大予言」は中学生の頃にやっぱり熟読したけれど、この作品の登場人物のように「世界が終わる」と思い詰めたりはしなかった。そこがピンとこないので、登場人物の言動にたびたび無理を感じてしまった。しかし、自分が周りとしっくりこない、そんな時期、特定の思いや感じ方にとらわれて苦しい思いをする、

    0
    2012年02月27日

    Posted by ブクログ

    この小説は、久々に私に大きなインパクトを与えてくれました。
    ここで描かれているストーリーは決して読んでいて心地の良いものではないのに、
    ラストは実に感動的です。

    著者の書き下ろしだそうですが、東日本大震災を経て感じたことを
    一息に書いたのではないかと想像するくらい、
    文章に‘熱’を覚えました。

    0
    2011年12月29日

終わり続ける世界のなかで の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    新潮社
  • ページ数
    350ページ
  • 電子版発売日
    2012年05月25日
  • コンテンツ形式
    XMDF
  • サイズ(目安)
    2MB

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