いまだ人生を語らず

いまだ人生を語らず

2,772円 (税込)

13pt

4.5

老いていくことのゆるやかな心構え

1953年生まれの著者は今年、70歳になった。
「これまでは老人見習いのような感じであったが、これからは本格的に『高齢者』の域に突入する。(中略)そこで現在自分が人生観、世界観(というとあまりに厳粛な感じがするので、そういいたくはないが、要するに毎日の普通の心構え)を整理して纏めておきたい。」(巻頭「老年にはなったけど…」より)
「忘却」「記憶」「読むこと」「書くこと」「勉強」「音楽」「詩作」「犬」「幸福と若干の後悔」「スープと復讐」「もう一度行きたい、外国の街角」「秘密」「病」「信仰」「死」など、「老年」に身近な多彩なテーマを、そっと自らに問うている。
「この本はとてもリラックスして書いた。(中略)『人、中年に到る』と同じように、手元に何も資料など置かず、思いつくままに、好き勝手に筆を進めたわけで、書いているのが愉しかった。」(巻末「対話風の後書き」より)
エッセイ集『人、中年に到る』刊行から13年、「歳を取ろうとしているわたしは、はたして聡明になったのだろうか、幸福になったのだろうか」。映画、文学、漫画、演劇、料理など各分野を網羅する著述家による、書下ろし作品。

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いまだ人生を語らず のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年08月12日

    四方田犬彦のエッセイ

    この本と出会うまで、四方田と言う方を存じ上げなかったと思う。
    読んでいくうちに当然だが著者にも興味を持ち、web検索したのだけど、テレビでお見かけしたかも…。恐れながらそのような程度でありました。

    歳を重ねる大変さは痛感しているが、なんとか明るく前向きになれるヒントを得たい...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年07月20日

     四方田さんの思索集かな。
     1回ではなく、いくたびも繰り返し読んで楽しみたい本。
     何度も書棚から取り出して、拾い読みしたくなる本。

    0

いまだ人生を語らず の詳細情報

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