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Posted by ブクログ 2022年09月24日
今から50年以上も前の小説とは思えない程時代背景を気にせず、面白く読み終えた。
評価も星5つまでだが7つにしてもいいのではないかと思う。
社会派ってことで池井戸潤の小説っぽい逆転劇を期待してたけど、良い意味で期待は裏切られた。
リアルで所謂都市銀行って凄い競争社会の先端にいるんだね。
もう死んでしま...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月09日
小が大を食うにかけて、悪が善を食う話だった。
最後はなんとも切なくて、不気味な空気を流して終わる…。
勧善懲悪なストーリーが好きだけど、それはエンタメでありフィクションであり、華麗なる一族のような話は現代のリアルなんだと思う。
栄華を極めるには綺麗事を吐き捨てなければならない。雲泥の空の下をずっと進...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月11日
以下、上中下巻で同じ感想です。
最近、「近過去」のドキュメンタリーや小説が面白い。
人間の織りなすドラマの本質は古今東西いつも変わらないのかもしれないが、舞台設定として、いわゆる「ザ・昭和」は実は1950-60年代、すなわち昭和30年代前後であり、もちろん、働き方や家庭生活など今ではありえないよう...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月16日
華麗なる一族は本当に華麗でおぞましかった。2007年のTVドラマでは一途で好青年風だった鉄平も、小説ではたしかに他の一族に比べて実直で技術屋らしさはあるが、経理に疎くて見通しは甘く、家族もほったらかしで息抜きは料亭で若い女を呼ぶなど、やはり一族の人物には違いない。でもお約束の箇所ではやはり痛ましかっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月07日
初めての上中下の三部作にチャレンジしたのがこの作品。上巻を読んで、この作品なら読んでみたいと思わせてくれた。
本作は1960年代を舞台に描かれており、現代とは時代背景が異なりお硬い家柄や世襲が根っこにある作品となっている。
題名に通り、財閥系の一族が資本力と人脈を駆使して、その地位を強化なものにし...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月16日
経済界・金融界、そして万俵家のドロドロとした関係を精緻にかつドラマティックに描いており、改めてとんでもない作家だと圧倒された。
上巻冒頭の華やかな万俵家の食事の風景が、最後にはもの寂しい風景に変わっており、この華麗なる一族が終焉を迎えたことを深く印象付ける。
銀行家としての野心や名声のために、家族...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月06日
人の欲望の持つ負のエネルギーを見せて貰いました。自らの野望を遂げるためには、人を人とも思わず、利用価値というフィルターを通した生活を送る万俵大介。誇張されたキャラクターではありますが、怪物感がよく出ていたと思います。それでも、政治の世界が絡むと新銀行の頭取となった大介もいずれは...となる怖い世界。...続きを読む
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