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Posted by ブクログ
面白かった。
昔読んだことがあるというのは覚えていたが、ここまでその読んだ記憶が残っていないことに驚いた。
主人公の老?刑事が丁寧で時間を掛けた捜査は今の何でも起こり得る事件でAI技術を駆使しても忙しくしている捜査とのギャップにも驚いたが、着実にリファレンス情報を集め着実に犯人を追い込んでいく作業は見事だ。
更に科学技術による人体への影響についの捜査も、もしかしたらこの当時は最先端の警察の法科学なのかもしれない。
当時は科学捜査研究所はないだろうから、科学に疎い刑事の苦悩も分かる気がする。
最後の空港での犯人逮捕は痛快だったね。
地道な操作が報われて良かった。
映画版じゃなくてやっぱり原作!
映像化されたものとは全く良さが違います。親子愛とか、感動ポルノなんかじゃない、松本清張はやっぱり凄かったと思わせてくれる名作。
不朽の名作という言葉は、こういう作品の為にあるんじゃないでしょうか。
Posted by ブクログ
面白かったです。
今夏人生で何度目かの清張ブームが自分の中に到来し、ひたすら作品を読んでいますが、清張さんは今西刑事みたいな人間がお好きなんだろうなと拝察しました。
学や財産はあまりないかもだけど、地道にコツコツ努力を重ねる人間。
それに上巻の感想にも書いたけれど、地方にも目を向けているところもいい。社会的弱者を題材にするところが素晴らしいです。
石川県の村を訪れた時の、片目が見えない少年の描き方や、犯人自身の生い立ち。
殺害のトリックは斬新に感じました。
最近の洗練されたミステリーには及ばないのかもしれないけれど、名作だと思いました。
Posted by ブクログ
上巻も下巻も、続きが気になって気になって、仕事どころではなかったですw
そして、思うのは、この小説に「砂の器」というタイトルを付けた松本清張氏のセンス。すごく美しいですね。脱帽です。
作中の風景描写も表現が美しいと感じました。
2004年にドラマ化された際の主題歌は、ドリカムの「やさしいキスをして」。
これを読んだ後に聴くとまた格別ですね。
いつの世も、女性の愛は一途で美しい。
傍から見たら"どうかしている"状態であるほど、本人の中では純度を増していく。
そこにはまさに「幸か不幸かは私が決める」という強い意志がある。
美しさの核はそれかなと思う。
そして、それを体現して生きていきたいものだなと。
という思いで、吉田美和様はあの歌詞を書いたのかなと予想…というか、妄想しました。
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