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いまアフリカに、世界中の熱い視線が注がれている。「大虐殺の地」ルワンダは「アフリカのシンガポール」を目標に急成長。マサイ族の生活も携帯電話の普及で一変した。タンザニアやボツワナは、資源をテコに「中進国」への戦略を描く。不幸な歴史に苦しめられてきた豊かなる大地で何が起きているのか。大反響を呼んだNHKスペシャル「アフリカンドリーム」の取材チームが深層に迫る。
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Posted by ブクログ
ひとくちにアフリカと言っても その情勢は多様であった。 アフリカの国々は開発途上であるだけで 未開の地ではない。 もっとアフリカのことを知りたいと思ったが 自国のことをよくわからないのに 他国の問題を考えるのも本末転倒かなぁと思いながら いつかかなえたい目標のことを考えた。
不幸な歴史に苦しめられてきた、豊かなる大地で何が起きているのか?このシリーズは変貌を続ける『アフリカの現在』が描かれています。アフリカの抱える光と影が色濃く映し出されています。 この本の元になったのはNHKスペシャルの番組でした。これは番組で放映された内容を書籍化したものです。僕個人に限って言えば...続きを読む、このシリーズを見てはいましたけれど、諸般の事情で何回か見落としていたので、今回この本を読む機会がああって、リアルタイムでは見ることができなかった回を補完することができて、非常にうれしかったです。 ここで描かれているアフリカは、僕個人がイメージしていたものとは大きく変貌を遂げていて、マサイ族の人間が中国から提供された携帯電話で出稼ぎに行っている男たちと会話をしたり、ルワンダではツチ族のディアスポラの一人で経済的に成功した人間がかつて対立していたフツ族の村で事業としてコーヒー農園を彼らとともに作り上げていこうとする姿には、読んでいて感銘を受けました。 しかし、ジンバブエのように経済的に破綻した国が、一体どういうことになったりするか、ということにも鋭く迫っていて、国全体が崩壊に向かってくる中にもそれに逆行して、とてつもない大金持ちが生まれて、その日常が写っていたりと、ロシアでもそうでしたが、こういう時期には、桁外れの大金持ちが生まれる、という事実は万国共通だな、ということを痛感しました。 そして、アフリカの豊富な地下資源を『新・帝国主義』を掲げる国たち、特に中国が国を挙げてのプロジェクトで現地に乗り込んでいく姿に、あの国が持つ、底知れないバイタリティーを感じます。アフリカの『今』を知りたいという方には必須の文献だと思います。
アフリカの過去、今、これからについて凝縮されている一冊。 とても読み応えあるし、アフリカ入門には最適。 アフリカ=貧しい イメージなんて突破らって今のアフリカを見つめたい。 アフリカのビジネスに何らかの形で関わりたい、小さな野心だけど、いつか実現させたい。 NHK取材班による作品ということで、...続きを読む バランスのとれた見解で非常に読みやすかった。 ただ、もっと最後のまとめが欲しい気がします。
昨年テレビ放送を見たが、アフリカの潜在力の強さを再認識させられた。 また中国の国を挙げての進出には脅威を感じた。GDP世界2位の国がここまでやるのか?いや、やってきたからこそ2位になったのだ。
アフリカの現実を、現地の人々のそれぞれの視点から語られていて面白かった。 また、非常に読みやすく、ざっくりとした歴史の概要もわかり、読みやすい。 「開発」する主体が旧植民地国からアフリカのそれぞれの国に移ってきていることが強調されていたが、結局それぞれの国の上流の、資本を持ち、人脈を持ち、海外で教...続きを読む育を受けた人たちの話が中心に思えた。 これはかつて南米で起きたことにも似ているような気がする。 つまり、ナオミクラインが「ショックドクトリン」で描いたような、新自由主義的な政府が主体となって、公共物を私物化していく。その利益は「国益」とされるが、国民には還元されない。テクノクラートと呼ばれる、アメリカの有名大学帰りのエリートたちやその人脈に通じる人々のみがその恩恵を受ける。 そして彼らが主張することは、規制を緩和して海外の投資を呼び込むということ、そしてその海外の投資案件を自分の持っている会社の利益としていくということ。 これらの要素が非常に似ているように思えた。 結局、大資本を持つ、政権中枢部に近い人々が高級ショッピングモールを建てたり、高級ホテルを建てたりする話が主なモノだったように思える。 このことは本書での取材先のアフリカの多くの国に共通なことのように思え、それを発展として捉えていいものかと思った。 ただ、本書の素晴らしい点は、しっかりとそこに住んでいる、すむしかない人たちのひたむきな経済活動、そこから生まれる地場産業を捉えていたことだ。 特に素晴らしいと思ったのは、タンザニアの金鉱山の話だ。 金は「みんなのもの」として、多くの雇用者に対する安全への配慮や投資、そして利益を病院や井戸の建設へ還元する姿勢。 こうしたその地の資源がその場で還元されること、この循環がうまくいくことこそが「経済発展」と呼べるのではないだろうか。 この本はアフリカの小さな、しかし大きな意味を待つ循環を捉えている。 その一点だけでもこの本は素晴らしい。
アフリカの各国の特色、問題、歴史がざっくりとわかる。 曖昧に、アフリカに対して興味を持っている人の好奇心を満たす一冊
アフリカと言っても、アフリカの中には多くの国や文化が存在し、多くの人が暮らしている。まだまだ知らないことばかりだけど、もっと多くのことを知りたいと思った! 野うさぎが輝く日がきっと近いうちに来るのだと思う!
うあー!アフリカに行きたくなります。 ザンビアに進出する中国の巨大企業の進出と現地の雇用ニーズの合致 経済成長を目論む南アフリカとジンバブエからの大量移民の雇用ニーズの合致 そんな東部~南部のエネルギッシュな話が多いけど、その裏に潜む問題は数しれず…といった感じかな 現地人からのインタビューや会...続きを読む話をもとに書かれていて、特にジンバブエのハイパーインフレの話なんか悲し過ぎて読んでて泣きそうになりましたが、逆に現地の人のエネルギッシュさや温かさに胸を打たれる場面も多いです。 ケニアのMPESAのようなBOP的な視点から、国の政策、経済格差、グローバリゼーションの功罪など(ちょっと功の部分が多いけど)、広くアフリカの今が真っ直ぐな視点で書かれていておもしろい。
アフリカで何が起きているか,普段目にするニュース等の情報ではなかなか入ってこない「今のアフリカ」が記されている. ただし,この内容も数年で古くなるものであろう.それだけの動きが今アフリカにはあるようだ.
自分の中のアフリカのイメージが崩れ去ってしまう内容であった。 アフリカの情勢に疎い私は、アフリカについてまだなんとなく開発途上 だろうくらいにしか思っていなかったが、本書で紹介されているのは、 以下のようなアフリカについての最新事例であった。 ・携帯電話を駆使し、出稼ぎなどを行うマサイ族(ケニア)...続きを読む ・ルワンダ虐殺という悲劇を乗り越え、ツチ族・フツ族双方の共同事業 を立ち上げた経営者(ルワンダ) ・国家をあげてアフリカ投資を行う中国とその企業(エチオピア・ザンビア) ・金採掘と資源が枯渇したとの国家戦略を考え、行動に移している官僚 (ボツワナ) ・経済破綻したジンバブエからの移民を積極的に受け入れる南アフリカ 個人的にはボツワナの官僚の先見性がすばらしいと思った。さすがに 金という資源だけだと枯渇した後が厳しいということを予見し、川下産業 まで自国で抱え込んだり、金を自国に集まるよう誘致したり、研磨技術を 磨いて金以外の資源についても対応できるようにするなど、これが官僚 だよなと思わせる取り組みでした。 ザンビアも資源国であるボツワナから学ぶところはいっぱいある。
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アフリカ―資本主義最後のフロンティア―
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