家族が誰かを殺しても

家族が誰かを殺しても

1,870円 (税込)

9pt

3.4

「幸せになっても良いのでしょうか」
──人殺しの家族と呼ばれても、ともに生きるという道を探す理由。

ある日突然、家族が殺人を犯してしまった。
加害者家族と呼ばれる受刑者の家族は、その瞬間から、
過剰なマスコミ取材、ネット上での根拠のない誹謗中傷やいやがらせを受け、
辞職に追い込まれる、引っ越しを余儀なくされるなど悲惨な生活を強いられる。

そのような状況でも、罪を犯した家族を支え、そして更生の道を探るべく
「ともに生きる」決断をするのは、なぜか。
重大事件の加害者家族に寄り添い続ける著者だからこそ描けた
加害者家族の現実とその後の人生、
そして現代日本の抱える「家族」のいびつな形とは。

【目次】
はじめに
第一章 上級国民と呼ばれた家族──東池袋自動車暴走死傷事故
第二章 夫の無実を信じる純粋な妻の悲劇──東北保険金殺人事件
第三章 揺るがない兄弟の絆──岩手妊婦死体遺棄事件
第四章 死刑囚の支援者と葛藤──宮崎家族三人殺人事件
第五章 なぜ加害者家族支援を続けるのか
第六章 家族はどこに向かうのか
参考文献

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家族が誰かを殺しても のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    みんなに一度は読んで欲しい本。加害者家族とされた途端に、全ての人権と過去から積み上げた名誉が失われる。日本は平和で暮らしやすい国だけれど、加害者家族になってしまったら、地獄になる国。

    0
    2024年01月17日

    Posted by ブクログ

    常に両面が存在する。被害者がいれば加害者が必ずいる。加害者の家族に焦点を絞った一冊で重い話題なんだけど、もっと突っ込める内容を読んでみたい。

    0
    2023年01月29日

    Posted by ブクログ

    筆者は教養もあり、文章もこなれている。しかし、話に論理的な一貫性を欠く部分があり、そのことに無自覚なことに恐怖を覚える。ある意味、「無敵のヒト」だという感想を持つ。そのこととは、別にして、本書に取り上げられたエピソード一つ一つからは考えさせられる素材を得た。

    0
    2022年12月09日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「加害者家族も被害者である」本書の中に出てくる言葉にそのとおりと頷くものの、今の日本ではそれはほぼ通用しないのが現実なのは確かだと思われます。著者の本にこれまでも興味はあったけれどもこの度初めて手に取り。

    この人はどうして加害者家族支援という活動をしているのだろうか、という疑問も本書でわかった。支

    0
    2023年10月28日

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