息子が人を殺しました 加害者家族の真実

息子が人を殺しました 加害者家族の真実

836円 (税込)

4pt

連日のように耳にする殺人事件。当然ながら犯人には家族がいる。本人は逮捕されれば塀の中だが、犯罪者の家族はそうではない。ネットで名前や住所がさらされ、マンションや会社から追い出されるなど、人生は180度変わる。また犯罪者は「どこにでもいそうな、いい人(子)」であることも少なくない。厳しくしつけた子どもが人を殺したり、おしどり夫婦の夫が性犯罪を犯すことも。突然地獄に突き落とされた家族は、その後どのような人生を送るのか? 日本で初めて加害者家族支援のNPO法人を立ち上げた著者が、その実態を赤裸々に語る。

...続きを読む

息子が人を殺しました 加害者家族の真実 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ■加害者支援とは何か
    ・加害者支援を提唱するにあたって,「支援」を「応援」や「保護」と区別して,「加害者家族が抱える問題に介入すること」と定義している。

    1
    2018年02月10日

    Posted by ブクログ

    家族が重大な事件を起こしたら、
    その家族も罰せられるべきなのか?
    この問いにYESかNOかという単純な答えは出せない。

    そんなことを考えさせれた本

    加害者家族の苦悩やその後の人生は壮絶だ
    賠償、贖罪、被害者家族に謝罪ができればいいが全てを拒絶される絶望、そして世間からのバッシングと差別
    あらゆる

    0
    2022年09月26日

    Posted by ブクログ

    これまで読んできた本の中で一番読むのが辛く、また読み切らなければという強い使命感を感じた。

    家族の中での少しの歪みが、回り回って犯罪に結びついてしまう実例を何件も読んですごく心が痛んだ。

    自分がどこまで影響を与えられるか分からないけど、world open heartにはこれから定期的に寄付をし

    0
    2020年01月26日

    Posted by ブクログ

    犯罪の加害者は罰せられるべきだ。それに異論はない。よくあるのはセンセーショナルな殺人事件の犯人の家族が自殺したという報道。それって当然の報いなのか。犯罪者の家族を守る必要はないのか。

    例として登場する加害者家族の多くは住居も仕事も人間関係も捨てて、正体がバレないよう息を潜めて生活している。やがて、

    0
    2019年10月05日

    Posted by ブクログ

    とても考えさせられる本である。加害者が非難されるのは、当然であるが、本来、その家族は関係ないが、この本を読むと残された家族の過酷さがわかる。欧米諸国の例も取り上げてあるが、いかに日本が加害者家族に対する対応が遅れていることがわかる。社会的なレベルの低さが、現れている。

    0
    2017年12月27日

    Posted by ブクログ

    読み応えガッツリあるノンフィクション。犯罪加害者の家族になるなんて、日本では人生の罰ゲームだ。筆者の文章上手のためか、加害者家族に共感し、恐怖で眠れなくなる。当たり前の日常を、大切にしていこうと思わせてくれる一冊だった。

    0
    2024年01月17日

    Posted by ブクログ

    著者は殺人、傷害、詐欺、痴漢などさまざまな事件の加害者の家族を支援している。たしかに、センセーショナルな事件が起きた時、マスコミが犯人の自宅周辺にどっと押しかけ、近所の人に話を聞くという場面はよく見る。しかし加害者の家族がここまで人生を、生活をめちゃくちゃにされているとは驚きだった。
    加害者の家族へ

    0
    2022年12月14日

    Posted by ブクログ

    人は他人に対して、自分が受けてきたような対応しかできないのではないだろうか。

    これは私の中では真実に近い言葉でした。
    死刑囚の生育歴を読んだことがあるのですが、被害者の事を忘れてしまう程可哀想だと感じてしまいました。
    そうしてこちらを見れば、苦しむ加害者家族の姿がありました。因果応報という言葉と、

    0
    2021年10月13日

    Posted by ブクログ

    加害者家族に対して、厳しい発言をしてしまうのはどうしても仕方がないことだと思う。
    特に近所に住んでいたり、職場が近いとなおさらのこと。
    ただ、加害者家族にもこれからの人生があるわけで、それを支援しようとする著者の取り組みが素晴らしいと思った。
    加害者家族がどういう思いを持っているのか。
    なかなか歩み

    0
    2020年10月23日

    Posted by ブクログ

    加害者家族を支援するための組織を主宰する著者が、その実態を紹介した本。

    加害者自身に比べて、その家族は何か守られるものはない。特に大きな事件になると報道やネットによってさらされることになり、通常の生活が営めなくなり、引っ越しや転職を余儀なくされることもあるという。何かの事件が起きたときに、同じよう

    0
    2018年08月19日

息子が人を殺しました 加害者家族の真実 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

幻冬舎新書 の最新刊

無料で読める 社会・政治

社会・政治 ランキング

阿部恭子 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す