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直木賞作家が描く、「今」と「これから」。
まったく先の見えない状態で会社を辞めてしまった美月(28歳)。転がり込んだのは母の昔からの友人・市子(56歳)の家。昔なじみの個性の強い大人達に囲まれ、一緒に過ごすうち、真っ暗闇の絶望の中にいた美月は徐々に上を向く。
誰の心にも存在する将来への恐れや不安、葛藤……。自分と格闘する美月を周囲の大人達は優しく見守る。さりげなく、自然に、寄り添うように。
何度も心が折れそうになりながらも、やがて美月はひょんな出会いから、自分自身の夢と希望を見つけていく……。
Posted by ブクログ 2023年03月20日
今の僕に必要な小説でした。
仕事を辞めようと迷っていること、
コロナ禍で人生が変わった実感があって、
でもそれを言語化はできていなかったし、
できなかった自分がいるなと感じていた中で、
仕事を辞め、コロナに翻弄される美月は境遇の違いはあれど、重なる部分も多くて一気に読み進めた。
人生での失敗も、...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月02日
仕事を辞める理由が、スッゴく共感。こういう積み重ねで未来に希望が持てなくて辞職が、ほぼ転職の理由第一位のような気がする。でも辞めてみて、もっと何か出来たような気がすると後悔する辺りも。
28歳、まだまだ、これからで羨ましい。たとえ、葡萄がダメだとしてもまだまだ道は幾つでもある。
出てくる登場人物が、...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月02日
先が見えないのに「今だ!」と勢いよく辞めてしまった28歳の美月が、転がり込んだ先は、母の親友である市子の家。
昔馴染みの母の知り合いたちに囲まれて過ごすうちになんとかなりそうと思う美月が、これがやりたいと思って行動したのは、葡萄ジュースを作ることだった。
コロナ禍で、周りの状況も変化するなか、市...続きを読む
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