ともに生きるための演劇

ともに生きるための演劇

499円 (税込)

2pt

4.1

演劇を通して「対話」を学べば、違いを乗り越え、ゆるやかにつながれる

日常的な話し言葉を用いた「静かな演劇」で、日本演劇の潮流を変えた平田オリザ。日本語の特性やコミュニケーションのあり方を徹底的に分析してきた同氏がたどり着いた「他者と世界を理解する」方法としての演劇とは。役割に応じて「演じ分ける」存在である人間にとって、演劇はその起源から実社会におけるコミュニケーションと切り離せないものだった。多様化が加速し、疫病や戦争で人びとの分断も進む社会のなかで、「ともに生きる」ためにはどうすればいいのか。フィクションの設定を借りて自由に台詞を考え演じる「演劇ワークショップ」は、ことばへの意識を高め、異なる価値観を理解し、仲間とともに新しい価値を創り出す充実感を体験する有効な手段のひとつ。教育現場からも熱い注目を浴びている実践例をはじめ、演劇の可能性をさまざまな視点から検証した異色の演劇入門。

*本電子書籍をご購入された方は、本書の「『転校生が来る』台本」をNHK出版サイトからダウンロードできます。詳しくは書籍内の説明ページをご参照ください。

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ともに生きるための演劇 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    なぜ日本人が対話が苦手なのか、
    なぜ今対話が必要なのか、
    など、演劇の視点もだけど、ことばやコミュニケーションの取り方、教育の観点からも勉強になった!今まさに読みたい本だった!(出会えてよかった〜)

    0
    2024年02月19日

    Posted by ブクログ

    私たちにはまだ演劇がある。未成長の分野があることは、日本の希望だと思う。
    多様なままでともに生きる世界を、みんなで考え対話するべきだ。大人も子どもも。

    0
    2022年11月19日

    Posted by ブクログ

    演劇が社会に必要なこと
    多様性を受け入れるために必要なこと
    が平易な文章で書かれていてめっちゃ面白い!!
    もう一回読む

    0
    2022年11月16日

    Posted by ブクログ

    演劇をまたやりたくなったけど、会社の中でも役立つようなヒントがいろいろあった。「冗長率」を自在に変化させる力。これを駆使してみたいと思った。そして対話の体力をアップさせる、うんうん、その為にはシンパシーよりもエンパシー。共感力ね。がんばろ。

    0
    2023年04月30日

    Posted by ブクログ

    演劇って観たり伝えたりするだけのもじゃなくて、「する」ものだよね!演劇をやる本人や共同体がが何かを得たりできるものだよね…

    自分の発する言葉や、言葉や身振りのつながりについて意識的になる、つまりコンテクストが同じとは限らない相手と「対話」することで、理解し合うワークになるし、それを日常的に行う練習

    0
    2023年04月15日

    Posted by ブクログ

    分かり合えないことから
    を読んでオリザさんのファンですというか、師匠と思ってます。
    こちら読みやすかった。友達(教師)に教えたろ!

    0
    2022年11月30日

    Posted by ブクログ

    このシリーズ好き。先だって読んだ、ユウさんの本でも書かれていたけど、演劇を通じてのエンパシー鍛錬には結構興味があって、本作でもその思いを新たにした次第。台本に近づけなきゃって思うから、かすかな違和感がどんどん募るみたいな状況が生まれ得るし、結果、参加自体を拒否することに繋がる場合もある訳だけど、じゃ

    0
    2022年08月03日

    Posted by ブクログ

    個人的には平田オリザ著「わかりあえないことから」の方が内容が充実していて、話が深く胸が躍ります。ぜひ読んでみてください!

    0
    2022年11月09日

    Posted by ブクログ

     「2時間で読める教養の入り口」が売りの「学びのきほん」シリーズで、演劇と教育の話。生きる上で演劇がなぜ必要か、教育に取り入れることでどんな力を付けさせるのか、という話がとてもコンパクトに分かりやすくまとまった本。コロナやウクライナ侵攻といった世相も絡めて解説されている。「どんな多様な価値観が集まっ

    0
    2022年08月31日

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