ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
チャールズ・チャップリンがやってくる!! 昭和七年五月、日本中が彼の来日に沸くなか、安吉一家の耳に驚くべき噂が飛び込んできた。チャップリン暗殺――。信念を持つこの稀代の芸術家を殺させてなるものか。世間を混乱させることなくテロリストの魔の手を振り払うため、いなせな夜盗たちが東京の街を所狭しと走り回る。表題作ほか全六編を収録した大人気“天切り松”シリーズ待望の第五巻。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
1~5件目 / 5件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
四巻でも少し感じたが、 天切り松も、老いた感じ。時代が変わり、孤独を覚えた老人が、昔馴染みを訪ねて、古き良き時代を語るという印象があり、郷愁というか、時代の移り変わりに付きまとう寂しさの香りの印象が変わる。明治は遠くになりにけりではないが、大正、昭和も遠くなる。戦前にあった義理人情は、平成末期にどう...続きを読む伝わっていたのか。 千代子の話は、今の闇バイトやら、新宿公園の立ちんぼやらの話とも通底している気もする。余りにも社会とお国が信じられれぬ時代に、今なってきているのやも。 ごめんなと、誰かが国に変わっていってくれることで生きていけるという言葉の重み。 変わらぬ誠、変えてはならない真実が描かれているのがこの作品なのかもしれない。 神も仏も信じないが、この人は信じることができる おぎゃあと生まれたからには、殺されて当たりめえの人間なんざいるわけねえんだよ やくざに生きるも堅気に暮らすも、俺に言わせりゃあ、大したちげえはねえ。一等馬鹿馬鹿しいのは、腹が括れずにいきているか死んでいるかもよくわからねえ人生だ 人情で義理を欠くてえ、くだらねえ野郎 檄文。 しかし、これは世の中を正しく変えようととしている人の主張ではなく、ヒステリーだと松蔵は感じた。 白井くん。手出しは無用だ。話せばわかる。 死にてえっていうのと、いつ死んでもかまわねえってえのは、おおちげえなんだぜ。その ちげえがわかりゃあ、おまえも一丁前の男だ 水谷豊の解説も良い。 反社会的で本能的に生きているのだけれど、その本能的な生き様が、実は社会的な生き方なのではないかと気づく瞬間がある。 本能的な生き方こそが、本来、社会的なのだ、と。 →社会学的な見方なのかも。社会的制度の中で、社会制度の歪みて苦しむ本能的な人間。そんな人間を救うのが、反社会的な人間であり、任俠道なのかもしらぬ。
全シリーズ無我夢中で読み終えて 涙あり笑いあり こころの中に 新たなヒーローとヒロイン が刻み込まれた感じです 40代、50代、60代 70代と読み返して 歳を重ねた自分が込み上げる感情に 出会ってみようと思います
久しぶりに読んだ「天切り松闇がたり」シリーズ 浅田さんの人情たっぷりなこの世界、やっぱりいいなぁとしみじみ
待ってました~の5。本はほぼ文庫でしか買わないので、5が出たことを忘れており、新聞広告見てテンション上がる。4までの全部も文庫発売と同時に読んでいたので何年ぶりになるんだろう。人物像とか背景をもう一度復習して、細かい部分までも自分の中に甦らせてから5を読みたい。本棚から1~4と読本まで引っ張り出して...続きを読む準備万端。さてと、1、に手が伸びるわけない。1~4を読み終わる自分を待ちきれず5を開く。結論。そんな準備は無用だった。松蔵の闇がたりで一気に目細の安吉一家が生き生きと動き出す。皆さん多少お年を召されたようだが、相変わらず粋で人情味があふれててかっこいいのだ。 チャップリンは何となく知っているだけで作品はまともに見たことはない。れえむれえと(笑)。 そういえば黒柳徹子さんはチャップリンと交友があったとか。と考えると松蔵と黒柳さん、銀座のどこかですれちがっていてもおかしくない年代かな。
もう終わったシリーズだと思っていたので、ここへきて新刊が出て、何ともうれしや。 古き良き江戸→東京の矜持を持った人々。
待ってましたの文庫化。いつも通りの粋な作品集で、安心して楽しませて頂きました。今回は、どちらかというと各人の”弱さ”的部分がクローズアップされてる感があって、圧倒的存在感でひたすらカッコいい一味、っていうイメージからは、少し距離を置いた印象が残りました。主人公の松もだんだん歳を取ってる設定だから、相...続きを読む対的に他の連中が小さく見えるようになってきている、っていう現れでしょうか。とはいえ、いなせなオチは相変わらずで、満足度の高い作品でした。
天切り松 闇がたり シリーズ第5巻。 江戸っ子の粋と、伝説の怪盗 目細の安吉一家の男気を、老人が語ります。 登場人物がそれぞれかっこいい。
いやー、久々の天切り松 闇がたり・・・ シリーズ5作目・・・ 6話の短中篇を集めたもので・・・ シリーズものの定めで新鮮味はないけれども・・・ 安定感のある面白さである・・・ 今作1番は表題作のライムライトより、第五夜の琥珀色の涙・・・ チャップリンより根岸の棟梁! 涙そそられる、間違いなし・・・ ...続きを読む 大正・昭和の戦前期の帝都東京を舞台に、いわゆる義賊の目細の安吉一家の面々が・・・ その心意気や侠気、鮮やかな業や立ち振る舞いで、ままならぬ娑婆世界のモヤモヤしたモノをスカッと晴らしてくれる・・・ 台詞回しもキレキレなもんだから、読んでると江戸言葉が使いたくなっちゃう・・・ 単純過ぎだけど、形から真似したくなっちゃう・・・ だって・・・ 格好良いんだもん、みんな・・・ 目細の安吉親分・・・ 説教寅・・・ 振袖おこん・・・ 黄不動の栄治・・・ 百面相の書生常・・・ いや、格好良い・・・ 惚れるよ・・・ 痺れる憧れるとはこのこと・・・ 読んでいて気持ちが良い、気持ちが晴れるし、心が洗われる・・・ たまに無性に読みたくなる・・・ 浅田次郎の人情モノはやはりイイもんですね・・・ いやー、満足満足・・・
天切り松最新刊。安定の面白さ、キレの良さ、安吉親分のかっこよさ。素晴らしい。★4.7くらい。 昔ドラマ化したみたいですが、もっとガッツリ気合いいれて映画化とかすればいいのに。
いつもながら期待を裏切らない面白さです。おこん姐さんのエピソードが特に雰囲気あって心に残りました。舞台化や映像化するなら…と配役を考えながら読むのもいつもの楽しみです。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
天切り松 闇がたり
新刊情報をお知らせします。
浅田次郎
フォロー機能について
「集英社文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
合本 輪違屋糸里【文春e-Books】
兵諫
日輪の遺産 新装版
蒼穹の昴(1)
壬生義士伝 1
アイム・ファイン!
試し読み
青い火花(『霞町物語』講談社文庫所収)
赤猫異聞
「浅田次郎」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲天切り松 闇がたり 第五巻 ライムライト ページトップヘ