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安政の大獄は弾圧をうけた攘夷派の深い恨みをかった。万延元年(1860)3月、井伊直弼の登城の行列が桜田門外に近づいた時、水戸・薩摩の浪士たちが井伊の駕籠めがけて殺到した。慶喜が対立抗争に終止符をうつ策をこらしていた矢先の出来事だった。攘夷派と開国派の溝はいよいよ深まるばかり……。
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Posted by ブクログ
安静の大獄の前後の巻です。 ここで考えさせられるのは、当時の幕府内には、 日本をよりよくするためにはどうすべきか、という一念に、 雑念として、権力闘争や保身という我執(井伊直弼)が入ってきたところに、政治的混乱が生まれ、それが朝廷も巻き込み出して解きほぐせぬところまで発展したと言えるところです...続きを読む。 これに、慶喜は、謹慎中の法華経の写経を通じて、自然の軌道とか、天道とかいう概念と現実を対比させて、日本の先を考えていた、という内容なのですが、 それは、今日の日本にも誠に当てはまることだし、一個人や、企業などでもすべて当てはまることであろう、ということだと思われます。 そうした気づきを与えてくれる第3巻でした。
読んだ本 徳川慶喜(3)山岡荘八 20230709 遂に、安政の大獄が行われ、桜田門外の変につながっていく。 ストーリーの中では、幕府内(水戸藩含む)の相互理解不足が2つの事件を引き起こしたってことになってますが、水戸の徳川家乗っ取りを、井伊直弼が防ごうとしたっていう構図ですかね。水戸を維新の...続きを読む功労者と見ると、井伊は悪者になりますが。広い視野を持っていなかったってだけで、むしろ徳川家の能吏だったbんでしょうね。しかも、御三家のような一門をを裁くなんて家光ぐらいしか思いつかないですよね。将軍でもないのに。 いよいよ慶喜が将軍後見役となって、維新の渦中に飲み込まれていく。幕府側から明治維新が語られることってあまりないので、楽しみです。新撰組は幕府の外郭団体ですからね。
日本をひとつに。 これを実現するために、慶喜がいよいよ立つ。 日本の行く末を、慶喜は変えられるのか。 ここから、慶喜の改革が始まる。
段々落とし所が見えなくなってきた。 主人公は詰まる所凡人って気がするのだが、思わせぶりにも程があると言ったところか。 あれ?この感想を抱く時点で作者の思うツボかいな?
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