中国哲学史 諸子百家から朱子学、現代の新儒家まで

中国哲学史 諸子百家から朱子学、現代の新儒家まで

1,155円 (税込)

5pt

4.1

春秋戦国時代に現れた孔子や老子ら諸子百家に始まり、朱子学と陽明学に結実したのち、西洋近代と対峙するなかで現代の儒教復興に至る中国哲学。群雄割拠から統一帝国へ、仏教伝来、キリスト教宣教、そして革命とナショナリズム。社会変動期に紡がれた思想は中国社会の根幹を形づくった。本書は中国3000年の叡智を丹念に読み解き、西洋を含めた世界史の視座から、より深い理解へと読者をいざなう。新しい哲学史への招待。

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中国哲学史 諸子百家から朱子学、現代の新儒家まで のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    期待以上の内容。中国思想の断片をつまみ食い的に知ることができれば、程度の思いだったが、単なるクロニクルではない、思想の流れを非常に解りやすく提示している。あとがきに網羅的でないとの謙遜があったが、むしろ網羅的でないからこそ遷移の様子がくっきりと浮かび上がるし、得てして中国哲学史は孔孟、朱熹、道家、王

    0
    2023年05月19日

    Posted by ブクログ

    本書は副題の「諸子百家から朱子学、現代の新儒家まで」通り、中国3000年の哲学史を叙述したものであるが、単に各思想家の思想や哲学を紹介するにとどまらず、それら思想を世界史的な連環のなかに位置付けて読み解くことを試みた「新しい哲学史」と言えるだろう。

    たとえば第2章で取り上げられるおなじみの孔子も司

    0
    2022年12月30日

    Posted by ブクログ

    高校漢文から派生して、岩波文庫や世界の名著、学研版中国の古典シリーズを読み漁った程度の知識では歯がたたないところだらけではあったが、老子注釈でしか名を知らなかった王弼や、漢詩しか知らなかった韓愈の思想にまで視野が広がった。
    新書の限られたスペースではあるが、豊富に訳文を掲載してあるところが、初心者に

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    2022年07月12日

    購入済み

    古代の諸子百家や朱子学などなら日本人にも馴染みがあると思うが(近代の胡適もか?)、本書では1949以降の新儒家の思想にも触れられている点が興味深い。一般書でこの部分に触れている書籍ってあまりないのではないかな。
    本書は章分けが非常に多い(21章!)ですが、それだけ中国哲学の「流れ」を重視しているとい

    0
    2024年04月29日

    Posted by ブクログ

    孔子、老子、孟子、荀子、荘子、韓非子、朱熹、王陽明、胡適、仏教やキリスト教といった外来思想、その他中国の哲学の歴史。中国の哲学が哲学としての普遍性を持ちうるのか、それともあくまで中国の思想としてのローカルなものなのかといった議論も。

    0
    2022年08月20日

    Posted by ブクログ

    中国哲学の歴史について。現代に近づくにつれて理解が難しかった。中国哲学の起源が孔子から始まるのか老子から始まるのかで論争があることを初めて知って、勉強になった。近世あたりでマテオ・リッチと中国の仏僧たちが殺生戒をめぐって論争になるのだが、そこのあたりが現代のヴィーガン周りの論争を彷彿とさせるところが

    0
    2023年08月04日

    Posted by ブクログ

    哲学者といえば欧米を思うけれど、孟子、老子、孔子…歴史の長い中国のこれが哲学だったと思い知る。
    例をもとに様々な展開が深すぎず丁度良い。

    0
    2022年05月01日

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