泣いてちゃごはんに遅れるよ

泣いてちゃごはんに遅れるよ

1,386円 (税込)

6pt

ままならない日も、涙に舵はとらせない。
料理、家族、仕事、社交。笑顔と涙、頑固と寛容、面倒と小さな喜び――。
女の人生のやりくりを描く25篇のエッセイ。

一生懸命生きてるのは、みんな同じじゃないですか

家のことに手をかけているとき、どういきていったら良いか――どう生きてはいけないか――ということだけは、分かっている気がする。(本文より)

台所から、生き方を考える。
『わたしのごちそう365』で話題の著者最新刊!

〈目次〉
・かまどの神様 自己紹介に代えて
・食いしん坊の心得
・ゴム手袋に告ぐ
・こたこたなもん
・三月の蓑、八月の鯨
・ルイさんの声
・二四〇〇年の家事
・不祝儀袋
・桜の木、檸檬の木
・手のひらの東京
・同級生
・新宿ケセラセラ
・終戦記念日のシュプレヒコール
・叱るという字、裁くという字
・日記
・ただ白いクロスを汚したくないだけ
・空飛ぶ手紙
・結婚小景
・ホテルニューオータニの朝
・母の長い春休み
・体との約束
・ブラック アンド ホワイト
・気働き
・木陰の贈り物
・泣いてちゃごはんに遅れるよ

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泣いてちゃごはんに遅れるよ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    著者の方がどういうひとなのか、前知識がないまま読みはじめた。
    東京の編集者だからアグレッシブなのか、この方が特別チャレンジ精神があるのかわからないが、華やかな都会の思い出話には少し萎縮してしまう。
    ただ上京したの話は、自分の体験も思い出して胸がギュッとなった。希望1割不安7割楽しさ2割、みたいな、あ

    0
    2023年06月23日

    Posted by ブクログ

    巧い文章を書くエッセイストさんですよね、寿木けいさん。
    収録されたエッセイの順番も、よく考えられています。

    レシピ本での、その紹介もお見事な日本語だったので、期待していたけれど、
    それを大きく上回る内容でした。早くも2022年のBESTにノミネートです。
    (順位づけすること自体がナンセンスだけど)

    0
    2022年09月25日

    Posted by ブクログ

    よかった。
    これまでのこの著者の本とは一線を画す。
    覚悟を決めたな、という感じ。
    2022.3.31

    0
    2022年04月03日

    Posted by ブクログ

    時間をおいて再読することはままあるけど、読み了えてすぐに読み始めることはまずない。ただ、寿木けいさんのエッセイだけは別。

    サーキットトレーニングよろしく初読・再読の2セット読みすることで味わいが深まることは前作『閨と厨』での経験済み。グルメ雑誌風にいえば滋味深さを堪能できる。

    著者のエッセイは、

    0
    2022年03月30日

    Posted by ブクログ

    どんなことどもも、糧にできるか。喜びも悲しみも悔しさも。日々の失敗も楽しみも。糧にできれば、揺るがない土台ができるんだろうな。揺るがないというか、どんな揺らぎも吸収してしまうような土台。
    すっくとした立ち姿を想像させるさまざまな情景を読んで、ますます、敵わないなあ、と思うけど、そう思いたくて、また読

    0
    2023年07月12日

    Posted by ブクログ

    文書から作者の凛とした生き方を感じるエッセイ。
    母、妻、女性として、軸をしっかり持っていて、辛いことも悲しいことも乗り越えてきた強さがある。
    でも、強さの中に弱さがあることをきちんと認めていて、そんな自分でもいいんだと教えてくれる。
    作者が経験してきたことは、まわりから見たら、ヘビーなことだと思うけ

    0
    2023年04月29日

    Posted by ブクログ

    文章においては私は素人ではあるが、イチ読者として文体とか言葉のチョイスには作者のセンスが出ると思うので、それも楽しみながら様々なジャンルの本を読むようにしているが、すごくセンスの良い美しい文章を書かれる方だなというのが1番の印象。
    読んでいて心地よく穏やかで優しい日常の情景が思い浮かんだ。
    この本の

    0
    2022年05月21日

    Posted by ブクログ

    食べ物とエッセイが好きな私に友人がきっと好きだと思うよ~と勧めてくれた本。
    著者の寿木けいさんの自分にはない丁寧な世界の切り取り方とその表現の仕方、そして端々で感じる自分の生活の手綱は放さず、自分でコントロールする強い意志がとても好きでした。
    印象に残った箇所、フレーズを以下メモ。
    ・神保町「兵六」

    0
    2022年03月18日

    Posted by ブクログ

    よりよい自分であること。そこに人や生活との向き合い方が組み込まれていること。自分の状況、気持ちと周りのことも考えて、実践していく強さを持つ人は美しいな、と思う。

    泰然という言葉が印象に残る。落ち着いて物事に動じないさま。
    それは、きっと生きていくなかで身につけていくものなのでしょう。こうなりたいと

    0
    2022年03月06日

    Posted by ブクログ

    タイトルは沢村貞子氏のエッセイ「私の浅草」に登場する母の台詞。
    長女誕生にまつわる困難と共に紹介されている。
    子供の前では涙を見せない。家事をしていれば涙も忘れられる。

    個人的には、過去のネガティブな感情や些末な出来事に対して、長々と書いている部分が多く感じられて好きになれなかった。

    0
    2023年03月24日

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