どうしても生きてる
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どうしても生きてる

742円 (税込)
520円 (税込) 5月9日まで

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死んでしまいたいと思うとき、そこに明確な理由はない。心は答え合わせなどできない。(「健やかな論理」)尊敬する上司のSM動画が流出した。本当の痛みの在り処が写されているような気がした。(「そんなの痛いに決まってる」)生まれたときに引かされる籤は、どんな枝にも結べない。(「籤」)等鬱屈を抱え生きぬく人々の姿を活写した、心が疼く全六編。

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どうしても生きてる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月09日

    傍から見たら十分に満たされているように見えている人も心の中ではどす黒いネガティブな感情がある様子が見えて意外と共感できる。

    共感しすぎて苦しくなるけど(笑)読んだあとは自分の生き方も悪くないなと思える。
    絶望風希望のある1冊だった。

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    Posted by ブクログ 2024年03月31日

    どうしても生きてる人間たちのどうしようもなく続く日常の短編集。

    《健やかな論理》★★★★★
    再配達を頼んだ人間は自殺なんてしない。異性の体が密着すれば、性的に興奮する。何も間違ってなんていない健やかな論理だ。この健やかな論理にがんじがらめに苦しめられ続けている。
    他者との関係を構築する上で期待して...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月13日

    短編小説を読んでいるのに、短編小説でよく感じる、足りない、もう終わっちゃったの?というような感覚が全くない。全ての短編でずっしりとメッセージがあって、しっかり読んだな、届いたなと感じる。
    自分の思春期から今までに感じて段々と認識してきた人間としての苦しさみたいなものが一つずつの短編でテーマとして表現...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月17日

    すごい、すごい、すごすぎる
    これまで読んだ本の中で1番自分がそこにいて、1番お守りにしたい本だった
    朝井リョウが本を書くうちは、それを読むまでは、死ねないと思った、本当に書いてくれてありがとう

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    Posted by ブクログ 2024年02月04日

    2話目の『流転』。
    自分の話かと思うくらい共感できた。

    「もしあの時この選択をしていれば」と、
    元には戻れないところまで来てから気付いて
    悩む気持ちを代弁してくれたかのような作品。

    ---
    『健やかな論理』
    『流転』
    『七分二十四秒目へ』
    『風が吹いたとて』
    『そんなの痛いに決まってる』
    『籤』

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    Posted by ブクログ 2023年11月16日

    1番好きな本が更新された。万城目さんが解説で書かれているように、この本はこの上なく現実を描いている。ぼくはこういう小説が大好きなのだ、だからエッセイも好きなのだ、改めてそう思わせてくれた。朝井リョウさんは、そこまで言語化しないで欲しい、目を閉じたくなる、そんなところまで心情を言語化してくれる。現実と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年11月07日

    私の伝記かと思った。

    小学生のときに読んでいたら、登場人物に何となく憐れみを抱いて終わりだったかもしれない。
    たったの20数年生きただけの自分だけれど、あまりにも共感できた。社会に出て数年経ってから再び読んだら、心臓深くまで刺さりすぎて死んでしまうんじゃないかと思う。
    逃げ場がない息苦しさを感じた...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月18日

    抗いようのないことに適応するかそれでも抗うか難しいな。
    風が吹いたとてが個人的に刺さったなあ。何かあった時に責任を取れるのかと言われればそうなんだけど、まあ起こらないよね~ってなあなあにしていること心当たりが結構あって苦しい。ちゃんと言わなくちゃいけないんだけどなんか日和っちゃうの良くないなと反省。

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    Posted by ブクログ 2024年04月11日

    「虚」を描く小説のはずなのにものすごく「現実」だった。共感ではなかった。年齢的にはだいぶ大人なのに、私はこういうぐるぐると渦巻く出口のない感情に出会っていない気がする。ただ、この感覚は朝井さんの小説を読んだ時にしかない。また読み返す。

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    Posted by ブクログ 2024年03月31日

     
    感動したものに対して感動したと素直に言える。照れ臭さを捨てて決意を曝け出し合える。
    そんな自分達の青臭い柔らかさを、もう一度どうしても手に入れたく思う日がいつかやってくる気がした。

    0

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