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Posted by ブクログ 2014年07月03日
出征した息子を案ずる母の姿。
空襲で家族やクラスメートを亡くす子供。
我が子の顔を見る事なく、戦場で散る父親。
抑留され、故郷への思いを鶴になぞらえる兵隊。
すべてが悲劇である。
戦争は、一度始まってしまうと、場所や立場など関係なく、悲劇をもたらすものだと言う事が、とても丁寧に書かれている。
今こそ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年02月16日
発表から40年の間に幾度も小学校の国語教科書に採用されてきた戦争児童文学の名作。8編からなるが、表題がおかあさんの木。
七人の息子がそれぞれ兵隊へ。その都度桐の木を植え、子どものように育てる母。この一言が胸に響きました。
『何もお前たちのせいではないぞえ。日本中のとうさんはかあさんが弱かった...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年10月08日
『だれをよんだって、助けてなんかくれんかった。「まって!」というても、まってはくれんかった。やさしい子だから、あばれんぼうだからって、にがしてはくれんかった。』
等しく、誰もが、火の中を逃げ惑い、死んでいった。
自分の皮膚が焦げていく。焼かれていく。いくつもの戦争の物語を読んだが、こんなにリアルなも...続きを読む
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