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男たちの財産を奪い、殺害した容疑で逮捕された梶井真奈子(カジマナ)。若くも美しくもない彼女がなぜ――。週刊誌記者の町田里佳は親友の伶子の助言をもとに梶井の面会を取り付ける。フェミニストとマーガリンを嫌悪する梶井は、里佳にあることを命じる。その日以来、欲望に忠実な梶井の言動に触れるたび、里佳の内面も外見も変貌し、伶子や恋人の誠らの運命をも変えてゆく。各紙誌絶賛の社会派長編。(解説・山本一力)
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Posted by ブクログ
逆輸入のような形で手に取り、題名と海外で人気というポップに引き寄せられ読んでみました。 食欲のそそられる表現。実際にバター醤油ごはんは食べました。七面鳥も食べたくなりました。 他者からの圧や視線、同調圧力など。多くの自分以外のものが自分を形作ってしまうこの世の中の生きにくさ。だけどその世界で生き...続きを読むていくしかないもどかしさ。すこし気持ちが沈みながらも最後のシーンにたどり着けてよかったです。
女性が求められることについて、主人公を通して色々と考えさせられる一冊。 自分の中で肚落ちさせたくて、年末から2回読み直しました。 1度目は実際に起きた事件があることを知らず、純粋に小説として。 2回目は現実の事件について、さ〜っと概要掴んでから。 個人的には、純粋に小説として面白いと思いました。...続きを読む 現実の事件のことは、やはりネットだけでは分からないので
女性という役割を求められる瞬間をとてもリアルに書いてあった。 正直、もっと気持ち悪く、暗い内容を想像していたが、読後感はとても気持ちがいい。 未来に向けて、前向きに、自分の性と向き合えたように感じた。
女性として生きることで沸々と日々湧き上がってくる苦しみ、生きづらさが全て言語化されていた。 実際の事件をもとにしながらも、最終的には他者との関わりという人間の根源的な部分に迫っていてとても良かった。
ガシマナという、人を、女性を嫌いながら一方で好かれたいと願う複雑な心境を持つ女性が、主人公である里佳やその親友である玲子を貶めていく。 里佳は父親に対して心に苦悩を抱えており、玲子は玲子で夫婦の問題を抱えている。そんな二人を、カジマナは操るように泥沼に沈めていく。 そして、二人はその泥沼にどう向き...続きを読む合っていくか。 人と人の関係は、親子や同性異性の友達、恋人、別れた恋人、会社の先輩後輩、仕事仲間など多岐にわたり、この小説でもそういった人間関係が出てくる。里佳と玲子は、そういった周りの人から理解できない行動を繰り返していくが、その心理描写を筆者は丹念に描いていると感じる。その理解不能な行動には、里佳や玲子なりの理由があると、読者は知る。 あと、この小説では、心理描写と同じく、風景描写やそれに伴う心象も随所に挟み込まれ、その表現の多彩さが個人的にとても心地良く感じた。
いかにも最近流行っているロマンス詐欺❣️だと思ったが毒婦木嶋佳苗と言う現実の犯罪が下敷きにあるのだと参考文献をみてなるほどと思いました。およそ20年前週刊誌を賑わせた女性だと直ぐ思い出した。美人でも無い太った女性に何故こんなにも騙されたのか不思議な気持ちだった。 作者のButterの使い方が上手い❗...続きを読む️ 色々なrecipeが作中に登場しますが小道具として最高の活用なのである。素晴らしい‼️ 梶井真奈子はbutterを使いまくれと里佳を煽り雑誌記者の記事を書くと言う功名心に火が着きまんまと術中にハマり里佳や親友の伶子も操られ最悪の結果になる。作者は様々な登場人物を使い里佳や伶子を追い詰めて行く過程が物語に深みと奥行きを与えている様だ。朝は紅茶とbutterを焼いたパンに塗って食べるトーストは最高だ。そうなのですbutterには欠かせぬコンビが必要なんです。それは加熱する事です。様々な登場人物が加熱することでこんな時代でも友情や愛情が大切だと作者は伝えたいのだではないでしょうか。梶井が言う「私が欲しいのは崇拝者だけ。友達なんていらないの」は言い換えれば友達が欲しいのでは無いのでしょうか?今の時代表面上では何も無い様に過ごしていてもネットなどで誹謗中傷をしたりする人が増えているのは寛容さが欠如している人が増えている事だと思う。愛情も友情も適量が必要なのだ❗️
リアルに起きた事件を取り入れていることは明白だったが、実際にはその事件自体は主人公里佳の物語のきっかけに過ぎず、オリジナリティある里佳の物語が展開されている。 カジマナの崇拝者となって、他者から満たされることに慣れてしまう男たちと、その崇拝者たちのために料理をするカジマナ。それと対比的に、自らを満た...続きを読むすために料理をすることを覚える里佳の存在。前者は、破滅を辿ったのに対し、里佳は人生を再構築しようと前向きな結末に終わったのが印象的だった。また、人間関係の構成要素が崇拝者か、里佳と伶子のような信頼か、という点も自らで満たす経験の有無に左右されていると感じた。 自分のために自分で満たすということが、私生活ではできているだろうか。その上で、信頼のおける味方の問題を自分ごとのように感じ乗り越えることができるか。自身の生き方を問い直すきっかけとなった。
木嶋佳苗事件を下敷きにしていることや食べ物の描写の素晴らしさももちろんそうなんだけど、 主要登場人物の女性三人の生き方に思いを巡らせる読後。 少しでも体型が変わると「太ったね」と言われ、優しさやケアや家事を求められ、つねに「見られている」女たち…… フィクションだから誇張されている部分もあると思うけ...続きを読むれど、著者のジェンダーに向ける眼差しというか、怒りのようなものを感じ取った。 男からは崇拝されているように見えるけれど、結局は同性の友達はいないカジマナ。 男社会でバリバリ働き、自立しているように見えるけれど、自分の生活こととなると疎かになってしまう里佳。 キャリアを捨て結婚し、子どもを望むしあわせな主婦に見えるけれど、夫との価値観のずれに苦しむ怜子。 自分にとっての適量って、なんなんだろう。満たされるってどういうことなんだろうと、考え込んでしまった。
詳しい感想は再読後に改めて整理して述べたい。 作中に登場するカトルカールを作った。 焼きたてを食べてみた。お、美味しすぎる…! これは確かに恋人も思わず夢中になる味だ。 芳醇なバターと爽やかなレモンの香りが食欲をそそる最高の洋菓子。 シンプルな材料とレシピとはいえ自分で作ったとは思えないくらい本格...続きを読む的に仕上がって驚き。声に出るほど美味しかった。 物語の中で自分の手で作り出せる美味しさを人にも知ってもらいたい、という気持ちが芽生えた里佳の心境が理解できた気がする。
読み始めてから少し経って嫌な予感がして怖くなりました。 これ、もしかして里佳が人生狂わされるやつ?いやや、怖い、狂わないでー!! 案の定、エシレやカルピスバターと炭水化物でブクブク太っていく里佳。玲子がこれまた辛辣で、誠に至っては彼氏として最低な発言をするし、美味しくバターを食べることへの罪悪感を...続きを読む感じずにはいられなくなりました。わたし、バター、大好き。 新宿Tの塩バターラーメンバターマシマシ食べてみたい。ウエストのバターケーキも!!エシレはすぐに買いました。 梶井の、規格から気持ちがいいくらいはみ出た自己肯定感の高さ、そして人を、塀の中のアクリル板越しからも惑わしていく感じ、どんどん飲み込まれますね。そして、こういう奴いるよね!!自己肯定感がはみ出てる奴!! 前回読んだ本も実際にあった犯罪を元に書かれた小説でした(町田康「告白」)。その時、人が人を憎むことって本当にそのへんに普通にあることで、傷ついて、それでもなんとか折り合いをつけて、なんとかご飯を食べて、お風呂に入ってまた社会に出ていかなきゃならないんだよな、と思いましたが、梶井、いや本件の犯人の書いている字を見ているといや、違うな、もっと違う心理かな、と考察してしまいたくなります。もっと違う、「人として」が根本から壊れている感じ。 大変面白い本でした。やっぱり売れてる本って面白いのかも。 梶井のモデルとなった人の字がめちゃ綺麗なことに影響されて字の練習も始めました。
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BUTTER(新潮文庫)
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