何者

何者

小説・文芸
737円 (税込)

3pt

就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから――。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて……。直木賞受賞作。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    何者
  • タイトルID
    :
    350597
  • 電子版発売日
    :
    2015年12月18日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

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何者 のユーザーレビュー

就職活動に奮闘する大学生の青春群像劇だと思ったら、最後ものすごいスピードで私の期待を裏切っていった作品(いい意味で)。
就活自体もリアルで重い感じなのに、より話のコアとなるモラトリアムや自我や自意識についての語りがとにかく心をえぐってくるので、心当たりのある方はご注意ください。

「俺は企業に入るんじゃなくて個人として生きていく」と宣言しておきながら隠れて広告代理店を受けていた友達、平凡な日常をキラキラ&ポジティブに変換してSNSへ投稿する友人、夢を追いかけて芝居の道に生きる決断をしたもののネットで叩かれまくっている仲間。
理想の「何者」かになろうと必死な友人の姿は、冷静で客観的な主人公からするとどこか痛々しい。それは巷でよく言われる「意識高い」という悪口にも似ている。
でも本当に痛々しいのは、本当に仲間たちのほうなんだろうか。

誰かの行動に批評ばかりしていても、本人は一生「何者」にもなれない。理想に近づきたければカッコ悪くても、がむしゃらに行動するしかないのだ。
クライマックスでの友人との口論が、心をえぐりつつもとても心に沁みる。年明け1冊目としてはなかなか良い、今年も頑張ろうと思う作品だった。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    就活をテーマにしているが、就活以外の場所や環境でも「こんな人いるなぁ」と感じてしまいました。SNSを使う表現が上手いのと、世間のSNSをどう使ってるのかを上手く書かれていて、ゾッとするところもあった。
    ラストの方は、私自身にまで小説の言葉が伝わるくらい、セリフが刺さってきました。

    0
    2026年11月01日

    Posted by ブクログ

    これえぐい。現代風刺を言語化してる最高傑作だと思う。
    登場人物に対してこういう人いるなと抽象的に思ってみたり、ちゃっかり自分のただの何者かのイメージで自分の友達を当てはめてみたり。そういうことを思ったところで自分からみただけの客観的なイメージであって、自分もそうだが他人を完全に、絶対に理解できてないのに。同じヒトでも、出会い方や知る場所によって印象は大きく変わる。誰かを完全に理解することなんてできないし、絶対的な物差しも存在しない。この本に出会って良かったと思う。自分は何者なんだろう。



    この著書"何者"も分かったように勝手に解釈している読者を静かに冷笑しているかもしれない。

    0
    2026年11月01日

    Posted by ブクログ

    社会人だけど就活の大変さがよく伝わってきた。
    人と比べ評価され自分は何者なのかを探していく。
    自分の嫌な面を指摘されるのは、耳が痛いと思うけど、そんなことを言ってくれる人の存在って、貴重だと思う。
    そして、あのラストの先が気になる。

    0
    2026年10月31日

    Posted by ブクログ

    みんなそれぞれに目指す理想があって当たり前だと思うし、人間なんて裏表あるのが当たり前だし、完璧な人なんていないのだから、他人の努力を評価できるほど誰も偉くもないと思った。
    自分の理想になれようがなれまいががむしゃらに行動していくことは、それだけで素晴らしいと思った。

    0
    2026年10月31日

    Posted by ブクログ

    一日で読み終わってしまいました。
    私もたくとに重なる部分もありつつも、自分の心を鬼にして自分に集中して毎回の面接に挑んでいた就活時代が懐かしい気持ちになった。私自身も大手企業に受けていたり、自分の経験を一種のステータス情報かのようにつらつら述べてしまっていたり、どの登場人物にも同情できたのが悲しくてでも就活という物はそうする他なくて、、とても切ない気持ちになった。就活終わったあとに読んでよかった、

    0
    2026年10月29日

    Posted by ブクログ

    主人公の俯瞰して見てしまう癖に共感した。現実の人間関係と重なる部分もあり、自分がこの中にいたらどう振る舞うだろうと考えさせられた。普段なるべく見ないようにしている負の感情が言語化されていて苦しくなった。作者が私的なツイートをせず、ラジオなど140字に収まらない言葉を表現できる場所で発言しているのが格好良いと思った。

    0
    2026年10月23日

    Posted by ブクログ

    朝井リョウさんの『何者』今日一気読みした何者にもなりきれない自分にずーっと悩んで他人のやる事の結果ばかり気にしがちだけど結局自分は自分でしかない。ダサい自分が嫌でも、それもひっくるめての自分にしかなれない。どんな生き方をしていくも結局は自分自身で決めていかなくてはならないからしんどい。
    『自分の人生にドラマを見つけてそれの主人公になる』というフレーズがあったけれど、就活を通して、もしくは就職後は、それがどんどん固定化されていくこともあるだろうなと思った。

    0
    2026年10月17日

    Posted by ブクログ

    おもしろかった!!今から11年以上前の作品だから、ユーチューバーやインスタグラマーが台頭し始める頃が背景かな。メガチャーチで圧倒された私だけど、朝井リョウさんの熱量はやっぱりすごい!拓人はきっと一皮剥けたはずだと思えた。

    0
    2026年10月13日

    Posted by ブクログ

    周りのことばかり観察して、肝心の自分自身については考えず、空っぽな人生を歩むさまに自分が重なり図星だった。

    0
    2026年10月12日

    Posted by ブクログ

    評価4と5で本気で悩んだ。
    最終的には自分にも当てはまる部分があって、響いたから5
    ここのコメント欄とかも同じことだよな〜
    これまでとこれからの自分の行動を考えさせられる。どこか客観的に周りを勝手に評価したり、目の前のことをシンプルにすごい。て思えなくなってきたから、よりそう感じる。
    それでもすぐには抜けないだろうから、どうすればいいんだ(笑)

    0
    2026年10月11日

何者 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    何者
  • タイトルID
    :
    350597
  • 電子版発売日
    :
    2015年12月18日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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