沈黙

沈黙

781円 (税込)

3pt

島原の乱が鎮圧されて間もないころ、キリシタン禁制の厳しい日本に潜入したポルトガル人司祭ロドリゴは、日本人信徒たちに加えられる残忍な拷問と悲惨な殉教のうめき声に接して苦悩し、ついに背教の淵に立たされる……。神の存在、背教の心理、西洋と日本の思想的断絶など、キリスト信仰の根源的な問題を衝き、〈神の沈黙〉という永遠の主題に切実な問いを投げかける長編。

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沈黙 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    購入済み

    神の存在について考えさせられる

    読んでみると、神の存在・信仰の盲点というか何が正解なのかわからなくなりました。
    非常に考えさせられる内容です。ぜひ興味ある方は読んでください。

    1
    2015年01月20日

    Posted by ブクログ

    強い者、弱い者とはどういうことか?
    自分にとって人生の折々に読み返したい一冊になった。

    物語はキリスト教信仰の中で一見強い者ーー信仰を捨てたと言わず心を強くデウスなる神に向け続ける人たちと、一見弱い者ーー脅しや痛みに耐えず神を捨てる態度を示すキチジローや棄教する宣教師たちを対比させながら進む。

    0
    2025年11月19日

    Posted by ブクログ

    名作。
    江戸時代、司祭ロドリゴはフェレイラ教父を追って日本へ潜入するが、そこでキリスト教への容赦ない弾圧を目の当たりにする。
    信徒たちが苦しみ抜く姿を前にして、ロドリゴは問い続ける。
    なぜ神は沈黙したままなのか。
    なぜ救いを求める者たちが報われないのか。

    祈りは本来讃美のためのものなのに、次第に呪

    0
    2025年11月19日

    Posted by ブクログ

    これはもう永久本棚です (日本語?、

    遠藤周作の沈黙が読みたくて読みたくて仕方なかった
    パードレの葛藤、涙が零れ落ちるほど辛く屈辱的だった

    一応仏教の宗派こそあるが、ほぼ無宗教レベルに信仰がないので、
    信仰とは、命とは、何故ここまで命を捧げられるのか、もう想像をはるかに超えた境地での体験でした

    0
    2025年11月16日

    Posted by ブクログ

     遠藤周作「沈黙」を読んだ。生前の遠藤が「この作品を書けたら死んでもいい」とこぼしたという、不朽の名作。本作は国内外で高く評価され、キリスト教文学の金字塔との呼び声も高い。また一方では、日本人独特の価値観と、キリスト教の善悪二元論の狭間で苦悩した遠藤の私文学とも表される。まさしく作家・遠藤周作の魂の

    0
    2025年10月29日

    Posted by ブクログ

    ## 感想

    キリスト教と言うだけで、日本人からひどい目に合わされるロドリゴ司祭や信徒達。

    宗教や思想の違いだけで、人間が人間にこれだけひどいことをできるのだと言うことに恐怖を感じる。

    『沈黙』はフィクションではあるものの、大方は史実に基づいていて、歴史的にも同じような迫害が行われていた。

    0
    2025年10月17日

    Posted by ブクログ

    天草一揆直後のキリシタン弾圧が激しい時代の空気感も感じ取れる程に、風景や空気感の描写が的確で、まるでその時代を覗いているような感覚になった。迫害から逃げるシーンも緊張感が文字から伝わってくる。「沈黙」というタイトルは様々な意味合いを含んだタイトルかと感じた。迫害から逃れる為に沈黙を守るキリシタン、キ

    0
    2025年09月30日

    Posted by ブクログ

    特定の宗教への信仰がないからこそ考えさせられた。
    日本にキリスト教が根付かなかったのは、政策のせいなのか、それとも日本人の気質からそうさせたのか。
    今まで神がいるならば世界で戦争など起こらないはずだと思っていたが、そのような心の影がいっそう深くなった。
    神々は沈黙してばかりなのかもしれない。

    0
    2025年09月27日

    Posted by ブクログ

    8月の長崎旅行をきっかけに読み始めた。言わずと知れた名作だが、この度が初読。

    長崎は「鎖国」の江戸時代にオランダとの通商が行われた港であり、カトリック文化の影響を色濃く受けた地域だ。浦上天主堂、大浦天主堂などの歴史的な教会は、長崎を訪れる際には必ず立ち寄る場所。

    キリスト教を生涯にわたって文学の

    0
    2025年09月21日

    Posted by ブクログ

    過酷な拷問や現実に対する、宣教師の心情の機微を事細かに表現されていて、迫力があった。

    物語は終始雨が降り続く、暗澹な雰囲気のなか進んでいくが、派手さを取り除かれたことで、考える葦としての一人の人間の存在をより強く感じることができた気がする。

    0
    2025年09月14日

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