佐藤泰志の作品一覧

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作品一覧

2014/05/01更新

ユーザーレビュー

  • きみの鳥はうたえる
    再読。本当に大好きな作品。
    ひと夏の幸福な時間を描いているはずなのに、最初からずっと暴力的な予感がある。

    「僕は率直な気持ちのいい、空気のような男になれそうな気がした」と言うように、「僕」は意識的に静雄や佐知子に自分の中を通り抜けさせているように思う。この話は「僕」から見た静雄や佐知子の物語なんじ...続きを読む
  • 大きなハードルと小さなハードル
    この時期に読めてよかった。暑すぎる夏にぴったりの作品集だ。
    IIに収録されている「鬼ガ島」と「夜、鳥たちが啼く」がとても好き。どちらも最後が良かった。最後の良い小説は、読んでいてうんと元気が出る。
  • きみの鳥はうたえる
    若者のはがゆさや生きづらさが
    淡々と描かれている様が印象的
    「草の響き」は
    生きることへの苦悩と希望の描写が繊細
  • そこのみにて光輝く
    三浦哲郎以外の作家をひさしぶりに読んだ。
    そのせいかはじめのほうは文章に澱みを感じた。
    作品世界に入り込む前だからというのももちろんある。

    ただ第二章から一気に駆け抜けるように読めた。出てくる人がとにかくいいな。全員いい。女性には甘美な魅力が詰まっており、男性には若さと実年齢の狭間で揺れているよう...続きを読む
  • そこのみにて光輝く
    海岸沿いの北方の小さな街での孤独な男が百円ライターがきっかけで出会う貧困と堕落した家族との物語

    この小説は2部構成になっており1部は造船会社でリストラに会って間もない孤独で無職の達夫と貧乏暮らしでバラック小屋に住んでいる拓児と姉千夏と母親、痴呆の父親の4人家族に出会って何故かこの家族に惹かれてゆく...続きを読む

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