中山元の作品一覧

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作品一覧

2024/04/25更新

ユーザーレビュー

  • アレント入門
    アレントが、ナチスを例にした全体主義、アイヒマン裁判を通じて表した悪の凡庸さ。人が、どうしてそれらを受け入れたか、それらをどう防ぐことができるかを思考したことを解説する良質な入門書。
    今、世の中に上げる声が、自らで思考したものなのか、自己愛だけで他者への意識が欠けてないか。
    結局、そこに行き着くのに...続きを読む
  • 責任と判断
    “凡庸な悪”とは何か、アイヒマンが法廷に立ったあの時と、アウシュビッツにいたあの時とはどう違うのか。
    政治、道徳というテーマを、古代ギリシャからカントやマキャベリ、ニーチェ等の思想も踏まえながら、組織に生きる我々はどのように生き、そして「無批判に行動すること」の危険性を示唆する内容となっている。
    ...続きを読む
  • フーコー入門
    簡潔かつ丁寧なミシェル・フーコーへの導き書。
    キリスト教の司牧者権力と近代国家のポリツァイを同一の視点から分析するとは驚きました。
    告解が罪の意識を作り、そこからまた告解へと戻る。無限のサイクルの内に人が閉じ込められている。
    歴史を過去のものとして振り返る際、そこで表現「されたもの」と「されなかった...続きを読む
  • 道徳および立法の諸原理序説 下
     立法の全大系を、道徳も含めて、整えようとの試みには、途中で「挫折」しているものの、迫力がある。フランス革命以前にこうした試みに挑む先人がいたことに敬服する。しかも、その内容は、若干、宗教的なものの扱いに関しては違和感をぬぐえないが、現代でも十分通用する人間の本質に基づいた分析から行われていることに...続きを読む
  • 社会契約論/ジュネーヴ草稿
    ・学校の教科書で名前程度は知ってましたが読んだことはありませんでした。今回「世界を動かした一冊」というフレーズにしびれ読んでみることにしました。もっと読みづらいかと思ってましたが新訳のおかげか意外とスラスラいけました。でも内容は難しく、一般意思などわかるようでわからないもどかしさを感じました。今度は...続きを読む

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