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Posted by ブクログ 2010年10月14日
面白かった、まずはその一言に尽きる。今後はものの見方が少し変わってしまうかも知れない。そのくらい強烈な印象を受けた。
と同時に自分が芸術作品から得ていたある種の予感が決して的外れではなかったことが分かったことで少し安心した。
あと、やっぱり日本人て特殊だなと思った。日本人には父の記憶がないから、無...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年02月23日
光文社古典新訳文庫 フロイト 宗教批判論文3編。
キリスト教の抑圧性や神経症患者との共通性から、宗教や文化を批判する論調。3編が共通テーマであり、フロイトのユダヤ人問題や宗教論を理解できる構成。中山元 解説のおかげで読めた。
随所に 科学重視、合理主義、個人主義の立場から、キリスト教批判は見...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年12月30日
本書からは1930年の『文化への不満』をピックアップした。文化•宗教論シリーズは、個人分析理論を社会集団にあてはめて汎用性を試したものだが、論述は様々に広がってゆき、フロイト思想の総体が見えてくる。
また、各論的に、幸福論、ストレス学、美学、恋愛論、人格論などが内包されてもいて、リアリスト•フロイト...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月22日
精神分析で知られるフロイトの論文3編。主に宗教批判とユダヤ教についての考察をまとめたもの。
文化とは、人間の生を動物的な条件から抜けださせるすべてのものであり、動物の生との違いを作りだすもののことであると定義する。
出版された時代の技術の進歩についても論じられており、宗教と文化との対比もされてい...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
ジークムント・フロイトの三論文「幻想の未来、文化への不満、モーセと一神教」が乗っている。
宗教の成立を心理学的視点から考察しており、フロイトの論理構成は必ずしもわかりやすいものではない。宗教を否定しつつも大衆の道徳規範や大衆の規律のために必要だと論じている。
一貫してフロイトの前提が話を進める上...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
しかしここで指摘された矛盾のうちで、とくに重視されている矛盾について考えてみよう。人間は理性的な根拠にはあまり影響をうけず、欲動の願望に完全に支配されている存在である。だとすると、人間に欲動の充足を禁じて、理性的な理由を与えようとしても、意味があるのだろうかという疑問についてである。ただしこれについ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年04月12日
昔の作品なはずなのに
現在読むと衝撃を受ける作品です。
うん、彼は生まれるのも早すぎたように思えます。
ですが、このような警鐘を昔にしてきたからこそ
今の状態をよく眺めることができるように思えます。
科学技術が進歩した今、
宗教はある種の転換を迎えているのかもしれませんね。
結局のところマイナスの...続きを読む
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