作品一覧 2023/11/22更新 明治のお嬢さま 試し読み フォロー 音のない記憶 ろうあの写真家 井上孝治 試し読み フォロー 『食道楽』の人 村井弦斎 試し読み フォロー パンとペン 社会主義者・堺利彦と「売文社」の闘い 試し読み フォロー 編集者国木田独歩の時代 試し読み フォロー 歴史のかげに美食あり 日本饗宴外交史 試し読み フォロー 1~6件目 / 6件<<<1・・・・・・・・・>>> 黒岩比佐子の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 音のない記憶 ろうあの写真家 井上孝治 黒岩比佐子 黒岩比佐子著、角川ソフィア文庫 2009 『音のない記憶 ろうあの写真家 井上孝治』 聾唖の写真家・井上孝治の写真を多く掲載した本。 「音のない記憶」とあるが、別の種類の音が聞こえてくる本でもある。 掲載写真は、そういった写真家についての事前の知識を与えられてから見るわけだが、 子供たちが外を走り回...続きを読むって遊んでいた昭和の時代の、遥かな音が感じられたと思う。 Posted by ブクログ 明治のお嬢さま 黒岩比佐子 皇族・華族・上流階級の奥方様やお嬢様の生活を知る事が出来る一冊。 どちらかというと鹿鳴館デビューした母を持つ娘さん達の時代(明治中期~後期)の話。 明治の世になり、西洋諸国の文化がどんどん入って来て意識改革もどんどん進む。妾を持つのが当たり前の父と、一人の妻だけを愛する息子。世代によって考え方が異な...続きを読むってくるのが良く分かって面白い。 大正天皇の皇后様、徳川慶喜の娘、三菱財閥に嫁いだ官僚の娘さんなどなど、旦那様やお父様はよく本で読むけれど、その家族である女性達に目を向けたこの本は新鮮で面白かった。 参考文献も豊富で面白そう。読み倒したい。 Posted by ブクログ パンとペン 社会主義者・堺利彦と「売文社」の闘い 黒岩比佐子 筆者が命をかけるようにして上梓した最後の作品。 冬の時代を生き抜いた堺利彦の人生と重なり、ずっしりとした重みを感じる。 生きることの使命とは。 「然し決して死にたくはない。死にたくはないが、又善く死にたいといふ欲望もある。」 2人の思いがこの言葉に集約されている。 Posted by ブクログ パンとペン 社会主義者・堺利彦と「売文社」の闘い 黒岩比佐子 やっと手に入れた。黒岩さんの遺作、堺利彦評伝。 幸徳秋水でなく、大杉栄でなく、堺利彦を選んだ理由が、わかるなあ、黒岩さんらしいなあ。 丁寧に丁寧に、つむがれていく著者の思いが、くやしくも泣けてくる。 さておき、これを読むと、本当の意味でフェミニズムというかジェンダーを実践したのは、堺利彦で...続きを読むあるということか。大杉栄夫婦(妻、伊藤野依)にはいっときものすごいはまった時期があったが、言ってる事とやってる事は合致せず、「理想家」ではあったが、「実行家」ではなかったんだなー、とか思ったりして。 Posted by ブクログ パンとペン 社会主義者・堺利彦と「売文社」の闘い 黒岩比佐子 なんという強靭な精神力としたたかさ、そしてどんな苦境にあってもユーモアを忘れない懐の深さか! これまであまり語られることのなかった『売文社』での堺利彦の奮闘ぶりが今に甦る。 Posted by ブクログ 黒岩比佐子のレビューをもっと見る