普通に面白かったです。
「レーガンは過去と未来と架橋しながら、平均的なアメリカ人を代表しうる包括性を持ち、その上、アメリカ社会
の矛盾や二面性を象徴していた。」というまとめにはなるほどとうなずけた。
全体を通して意外と?レーガンについて客観的に書かれていたので逆にびっくり。
村田先生こんなにバラン
...続きを読むス感覚ありましたっけ笑
もっとアメリカ&レーガン万歳本だと思っていましたが、レーガン時代のマイナス部分についても
言及されていて、且つレーガン偶像化の急先鋒である「ティーパーティ」勢力についてはかなり
厳しい点とか。
大学1回の時に授業の課題で『フォレスタル』読まされたの思い出しました。
10年前かあ。。内容はさっぱり忘れましたが、全然面白くなかったのは覚えています。
題材がいいのか、読み物としてなのかの評価は定かではないけれども中公新書の直近の政治系と
比較しても遜色ないでしょう。
でも政治の本というか映画の本だな。これは、特に前半は。
レーガンの人生そのものが、ラジオ⇒映画⇒TVという道のりであるという点特に
ハリウッド文化のど真ん中にいたということを考慮するとまあ当然といえばそうか。
にしても薀蓄が満載。
さりげないところに日米比較が盛り込まれているライブ感は授業聴いているみたいで懐かしかった。