作品一覧

  • 福州水戸事件の真相
    -
    1巻1,430円 (税込)
    NHKの記者である著者が長年取材を続けてきた真相を解明する! 歴史上、ほぼ抹消された事件とは何か。昭和7年、中国福建省福州で、日本人の教師夫妻が惨殺された!犯人に浮上したのは日・中・台で暗躍する1人の台湾人。彼は憂国の士か、工作員か、政治ゴロか?そしてその裏には大陸進出をにらんだ日本人の存在があった。 欲望と葛藤、希望と絶望が交差する時代の波に消えた事件の真相を探る!

    試し読み

    フォロー
  • 性犯罪者の頭の中
    3.8
    1巻815円 (税込)
    平成24年、警察に届けられた強姦は1240件、強制わいせつは7263件。だが実際の被害は約10倍とも言われる。性犯罪者は「外見も気持ち悪い人」と思われがちだが、実は身なりも会話も普通で結婚しているケースも多い。そんな彼らはなぜ性犯罪をし続けるのか? 「強姦するたびに自分がレベルアップしていく感覚があった」と十数件の性犯罪を繰り返す者もいれば、性犯罪をやめられない自分を苦に自殺する者もいる。共通するのは日常生活での“満たされなさ”。その感情がどう変化していくのか。彼らを性犯罪へと駆り立てる心の闇を赤裸々に綴った一冊。
  • 加害者家族
    3.9
    平成20年の犯罪件数は253万3351件。被害者家族はマスコミ取材による二次被害で心の傷が癒える間もないが、実は加害者家族も凄惨な生活を強いられる。身内の犯罪を機に失職や転居を余儀なくされるだけでなく、インターネットで誹謗中傷され、写真や個人情報まで流出される。そんな過酷な現実を受け止められず、自殺する人も多い。事件への自らの非力を嘆き激しい後悔に暮れる加害者家族も多いが、そもそも身内の犯罪を未然に防ぐには限度がある。まさに他人事ではない実態を明らかにした、衝撃の一冊。
  • 加害者家族

    Posted by ブクログ

    「もし自分の家族が犯罪者になってしまったら。」
    こんな想像を真剣にしてみたことのある人はそれほど多くないかもしれない。SNS時代にあっては、加害者家族のプライバシーはあってないようなそんなご時世で、人権とは何かを考えさせられる本。一度は皆に手に取って読んでほしい。道徳や倫理観も大切だけれど、大切なのは想像力なのかなと感じさせられる。

    0
    2022年08月24日
  • 加害者家族

    Posted by ブクログ

    西欧では「個人」が集まって「市民社会」を作ってるのに対して、日本は個々人があいまいな「世間」によって成り立っている。
    「世間」においては人権や権利はない。あるのは「お互い様」という関わりだけ。

    たしかに、「世間」て日本特有の意味を持った世界観かもしれない。
    こんな世界だと、加害者個人だけではなくその家族が叩かれ生きづらい思いをする。自分が今まで通り生活してはいけないんだと思ってしまう。
    少年犯罪の親とか加害者が犯罪を起こすにあたって責任がある立場の家族もいるとは思う。でも、関係ない家族まで生きづらくなるのはつらいな。

    被害者家族とか、別の事件で被害にあった方の関係者であれば加害者家族に対し

    0
    2021年12月13日
  • 加害者家族

    Posted by ブクログ

    そうなんか。宮崎勤元死刑囚って父親が自殺してるんやな。そうかと思えば、リンチ殺人の少年を庇う親もおるんやな。どっちも人間の側面なんかな。

    トラヴィス ハーシの社会的絆論
    1 愛着
    2コミットメント
    3 規範意識
    4関与

    以上が人に犯罪を思いとどまらせる。

    0
    2021年07月20日
  • 性犯罪者の頭の中

    Posted by ブクログ

    性犯罪者の犯行動機や性犯罪の実態、再犯防止の可能性やその手段について、実際の加害者の声を交えながら記した1冊。性犯罪というと加害者の場当たり的な(突然ムラムラして、とか)性的欲求に根差していると思われがちだけれども実際は全く違う。性犯罪はゲームのような感覚だったとある受刑者は言う。「あらゆる手掛かりを探し、様々なケースを推察・想定したり、環境を十分に把握してシュミレーションしたりして、自分の能力を使って犯行の絵を描いていく」「犯行がエスカレートしていくにつれて経験値が増え、自分がレベルアップしていく感覚があった」そして性犯罪は過度のストレスが引き金となって行われることが殆どで「性犯罪の被害に遭

    0
    2019年09月25日
  • 性犯罪者の頭の中

    Posted by ブクログ

    ■日本の刑務所では性犯罪者が再犯をしないように「指導」が行われている。プログラムはオリエンテーションの後,5つの項目について行われる。
    ①自己統制:事件につながった要因について検討,特定する。
    ②「認知のゆがみ」と変容:偏った考え方を修正させる。
    ③対人関係:対人関係における問題点を改善させる。
    ④感情統制
    ⑤共感と被害者理解:被害者の苦しみを考え他者への共感性を高めさせる。
    ■性犯罪者が軽々と乗り越える「4つの壁」
    ・第1の壁「謙譲な性的はけ口」:パートナーとの交際などによって満たされている対人関係
    ・第2の壁「内的なバリアとしての良心」:合意のない相手に性的な関係は強要しないなどの通常の良

    0
    2019年04月14日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!