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平成20年の犯罪件数は253万3351件。被害者家族はマスコミ取材による二次被害で心の傷が癒える間もないが、実は加害者家族も凄惨な生活を強いられる。身内の犯罪を機に失職や転居を余儀なくされるだけでなく、インターネットで誹謗中傷され、写真や個人情報まで流出される。そんな過酷な現実を受け止められず、自殺する人も多い。事件への自らの非力を嘆き激しい後悔に暮れる加害者家族も多いが、そもそも身内の犯罪を未然に防ぐには限度がある。まさに他人事ではない実態を明らかにした、衝撃の一冊。
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Posted by ブクログ
「もし自分の家族が犯罪者になってしまったら。」 こんな想像を真剣にしてみたことのある人はそれほど多くないかもしれない。SNS時代にあっては、加害者家族のプライバシーはあってないようなそんなご時世で、人権とは何かを考えさせられる本。一度は皆に手に取って読んでほしい。道徳や倫理観も大切だけれど、大切なの...続きを読むは想像力なのかなと感じさせられる。
西欧では「個人」が集まって「市民社会」を作ってるのに対して、日本は個々人があいまいな「世間」によって成り立っている。 「世間」においては人権や権利はない。あるのは「お互い様」という関わりだけ。 たしかに、「世間」て日本特有の意味を持った世界観かもしれない。 こんな世界だと、加害者個人だけではなくそ...続きを読むの家族が叩かれ生きづらい思いをする。自分が今まで通り生活してはいけないんだと思ってしまう。 少年犯罪の親とか加害者が犯罪を起こすにあたって責任がある立場の家族もいるとは思う。でも、関係ない家族まで生きづらくなるのはつらいな。 被害者家族とか、別の事件で被害にあった方の関係者であれば加害者家族に対して憎らしい気持ちを持つのはわかる。でも、まったく関係ない第三者が、野次馬根性だったり行きすぎた正義感で、加害者家族を攻撃するのは間違ってる。その感情を煽るようやことをするメディアも間違ってる。 私は加害者家族でも被害者家族でもない。だからどちらの気持ちも本当はわからない。だからわかったようなフリして、単に興味関心を煽るような報道の仕方をするメディアの言うことを鵜呑みにして、あーだこーだ論じることはしないように気をつけよう。 アメリカでは少年犯罪を犯した親が実名でテレビにでたところ、激励の手紙がたくさん届いたという。 出所して再犯しないようにするには、家族のサポートって本当重要だ。サポートするためには家族は普通に生活できてなきゃいけない。だから、加害者家族を支援することは犯罪の再犯防止に役立つんだってことも考えなきゃいけない。
そうなんか。宮崎勤元死刑囚って父親が自殺してるんやな。そうかと思えば、リンチ殺人の少年を庇う親もおるんやな。どっちも人間の側面なんかな。 トラヴィス ハーシの社会的絆論 1 愛着 2コミットメント 3 規範意識 4関与 以上が人に犯罪を思いとどまらせる。
犯罪者を抱える家族がそのあとどのような結末を送るのかが克明に描かれた一冊。 はっきりいって、犯罪者家族の末路はどん底そのもの。 もう死ぬしかないぐらい、生きる場所も希望もない。 ”家族に犯罪者がいる”というステータスがつくことで、周囲の人は離れていき、頼みの綱である親友や知人にすら見放される。...続きを読む 極め付け恐ろしいのが、ネットやマスコミからの猛バッシング。 毎日カメラを持ったマスコミ関係の人らが押しかけ、騒がしくて落ち着かない毎日。 ネットやSNSで犯罪者を知った他人らからの嫌がらせや批判が絶えない。 もはや、地獄そのもの。 もし自分が犯罪を犯したらと思うと、ゾッとする。 果たして犯罪者家族らを叩くだけで良いのか。 正義感が問われる一冊とも言えよう。
犯罪による被害者とその家族は報道などによって二次被害を受ける。それは加害者家族も同じだ。とはいえ、被害者側を保護するのは当然という世論に比べ、加害者側を保護すべきかと言うことに対して、賛否ある。 著者は殺人事件を犯した者の妻へ取材する。妻は「夫の犯した罪なのだから、私や子どもには関係がない」という...続きを読む気持ちを持ち続け、被害者へ謝罪をしていない。しかし、事件のことを考える日々で自分が夫の気持ちに気づかなかったことに反省するようになる。果たして、こうした形で加害者家族が責任を感じるのが被害者にとって、良いことなんだろうか。 また、宮崎勤の父親は自殺し、仕事を辞めた家族もいれば、婚約を破棄した家族もいた。 加害者家族を加害者本人と別々に考えるというのは難しいが、彼らを不幸にすることに意味があるのかと考えさせられる。ただ、こうした論議において「被害者の気持ちを考えると・・・」という考えというのは排除すべきだと思う。
今までこの視点から書かれた本は少なかったと思う。 仕事柄、加害者側の家族と出会うことが多い。加害者家族にも責任があると感じた事件は少ないように思う。 今でも昔担当した加害者の家族と付き合いがある。親がいない加害者の兄弟とは今でもご飯に行くし、加害者自身とも友達のような付き合いをしている。 罪を犯した...続きを読む以上、それなりの罰は受けるべきだとは思うけれど、社会復帰ができる環境には置かせてあげたい。それが加害者家族ならなおさらそう思う。 加害者家族に対する攻撃は、想像力の欠如だとしか言いようがない。 #読書 #読書記録 #読書倶楽部 #加害者家族 #鈴木伸元 #2017年21冊目
加害者とどう向き合うべきか。向き合う必要はあるのか。 様々な地域の事例や海外との比較も。 やや、加害者家族に寄り添いすぎた文章(なぜ加害者が事件を起こしたのかが省かれた文章)などがあり注意が必要。
この本が描かれた頃よりネットでの加害者家族への攻撃はひどくなっている。凄惨な事件が報道されれば「加害者はどんな育てられ方したんだ」と感じるし、家族は気がつかなかったのか、とも思う。辛くても声を上げて助けを求められない。自分の身近にいたらどう対応できるか。有名事件の加害者加害者家族だけでなく、微罪や冤...続きを読む罪でも人生が狂ってしまう。本書の中にもある、罪を犯した本人は塀の中で守られて家族の大変さを知らない、はもっと取り上げられて欲しい。
犯罪の加害者は責められても文句はない。だが、その家族はどうなのか。加害者が未成年であれば、その親が責められても仕方のない部分はある。でも、加害者が大人の場合その家族の責任とはどれほどのものなのか。わたしにははっきり答えることはできないなと思った。ただ、アメリカの例のように、加害者の家族を激励できるか...続きを読むといえばそれも難しい気がするし、加害者に匿名で嫌がらせをする人達には全く同情できない。
読みやすかった。分かりやすかった。 ここ最近読んでた本がクソな加害者家族やったんで、めっさ偏見の目で「加害者家族は全員悪い!」と世間一般の声と同じような考えやったけど、この本を読んで見方が変わった。
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