書店でウロウロしていたときに、平積みされていたのを発見。ほぼジャケ買いでしたが良書でした。
仮説思考やロジカルシンキングなどのスキル系・コンサルによる仕事の流儀系…の2大派閥(時にはその2つが重なり合うことも)が権勢を振るうビジネス本マーケットですが、本著はまさにハイブリッド型?
”そもそも仮説思考
...続きを読むのスピードを上げるには”というスキル視点を「瞬考」というキャッチーなタイトルに込めつつ、その実令和のキャリアの築き方や、すべての仕事に通ずるマインドについても学べる、なかなか欲張りな構成になっている。
(要は著者の山川さんのスキル・マインドをまるっと学べる一冊に仕上がっているわけですが、ChatGPTの隆盛も踏まえて「瞬考」の一言で勝負しに行った著者or/and編集者の販促施策はお見事と思う)
帯やまえがきにもある通り、仮説の速度・精度の上げ方✕ビジネスプロデューサーという職種(働き方・生き方)…の2段構え、というか掛け合わせでビジネスを語った一冊。
以下、本編に言及しての学びポイントメモ
■「相手が知らなくて、かつ、知るべきこと」を追求することが最重要(提案にもプロマネにも活かせる)
■精度を上げるには圧倒的なinputが必要、これはAIも人間も同じ!
■そのために「一を聞いて十を調べる」人になるべし
■エクスペリエンスカーブ(累積経験が効く・先行者利益が出る)を意識する※これが効く場所でビジネスもキャリアも勝負すべき
■信頼がすべて、目の前の仕事で職務を果たす&仕事を仕事で終わらせない(ネットワーク時代においては特に必須)
当たり前のことを、しかし初手で徹底することが結局大事なのだなあということを、
身近な具体例〜その後のスケールイメージを交えて淡々と、しかしスッキリ伝えてくれる一冊でした。