作品一覧 2023/11/09更新 安楽死が合法の国で起こっていること 試し読み フォロー 見捨てられる<いのち>を考える 試し読み フォロー 私たちはふつうに老いることができない 高齢化する障害者家族 試し読み フォロー 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> 児玉真美の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 安楽死が合法の国で起こっていること 児玉真美 安楽死は「合法化」なのか、「非犯罪化」なのか…。 安楽死と緩和ケアの混同。 囚人でも安楽死を行う国もある。 臓器提供安楽死の問題…。 認知症や障がい者、精神的苦痛のみを理由にした安楽死の判断は難しい。 その判断は誰がやるのか、医者なのか…。 治療してくれてる医師に死にたいって言うのも、なんか辛いし、...続きを読む言われる方も悲しい。でも… 医療費や介護費のことを言い出したら、倫理的にどうなのかと思うけど、正直なところ、心の中で思うことはある。 消極的安楽死(尊厳死)については、賛成。 末期がん患者の苦痛をとるための緩和ケア的な安楽死も賛成。 しかし、積極的安楽死のルール作りがとても難しいのだとわかりました。 これは非常にデリケートな問題で、著者は慎重派のようだけど、人によっては綺麗事と思うかもしれない。 死にたいと思うことはそんなにダメなのか。 病気の本当の苦しさは本人にしかわからないから、本人が死を望むならその意思を尊重させてもいいのではと思う。 NHKで放送されたスイスに渡って安楽死をしたドキュメンタリーも観ましたが、 死の瞬間までカメラを回していました。衝撃的で今もあの映像が鮮明に焼き付いています。 日本ではまだまだ議論の余地がありそうですが、そのためにも多くの人に興味をもってもらいたいです。 Posted by ブクログ 安楽死が合法の国で起こっていること 児玉真美 安楽死が合法の国では安楽死の条件と対象がすべり坂を下りるように拡大して本人の意思で行うものから本人以外の判断で与えるものになってきていて、そこに「無益な治療」論や「パーソン論」「臓器提供(のための)安楽死」が悪魔合体している現状が紹介されているだけでなく、日本もこれらの動きと無縁ではないということが...続きを読む著者の実体験も交えて明らかにされていて、中途半端な障害者として衝撃を受けたし、「なぜ」死を望むのかということを考え続けてほしいとの提言には納得した。安楽死や尊厳死についてだけでなく、臓器移植や社会福祉に関心のある人にはぜひ読んでほしいし、できれば関心のない人にも読んで知ってほしい良書です。 Posted by ブクログ 安楽死が合法の国で起こっていること 児玉真美 安楽死の是非を、安直に判断するのではなくて、「なぜ」この人は死にたいと思っているのか?「なにが原因で」苦しんでいるのかを理解しようとする姿勢が大事。人の死を題材しているものと比較するのもよくないが、人事部で働くためのマインドセットとしても通じる気がした。 Posted by ブクログ 安楽死が合法の国で起こっていること 児玉真美 われわれが考える安楽死とは何か。そして安楽死先進国ではどんな問題が起きているのか、一方の日本では。考えるべきトピックが非常に多く読み進めるうちに辛いと感じる事も多かった。今の時代は段々と多様な命を許容できない局面に至っているのかもしれない。 コロナ禍のトリアージは医療の現場にいない私は「仕方ない」と...続きを読む勝手に思っていた。命の選別にも無自覚だった。恥ずかしながら高齢者が起こす痛ましい事故を見ると何か心が揺れる事もある。そしていつのまにか浸透した「健康寿命」、ここにも健康でなければ価値がないという危険な思想が透けて見える。 Posted by ブクログ 安楽死が合法の国で起こっていること 児玉真美 ある意味想像を裏切った内容でした。 自分には関係ないと思っていたが誰もが向き合う瞬間がある。 是非一読してほしい。 Posted by ブクログ 児玉真美のレビューをもっと見る