ユーザーレビュー 女の答えはピッチにある:女子サッカーが私に教えてくれたこと キム・ホンビ / 小山内園子 2021サッカー本大賞受賞作。 舞台は韓国。 サッカーをしたことがない普通の女性が草サッカーにハマっていく様子がツボ。 妻が所属するママさんサッカーチームでも人気になった本。(女子)サッカーに国境は無い! Posted by ブクログ 女の答えはピッチにある:女子サッカーが私に教えてくれたこと キム・ホンビ / 小山内園子 “社会の規範”から外れて何かをすると、「○○が××をすることに意味あるの?」等の否定的な言葉を投げつけられることが大なり小なりある。そんな経験をしている人は、この本から勇気をもらえると思う。 Posted by ブクログ 女の答えはピッチにある:女子サッカーが私に教えてくれたこと キム・ホンビ / 小山内園子 何かを偏愛する人が偏愛するものについて語ることはだいたいおもしろい。それがたまたま「男性のスポーツ」とされているサッカーだったために、フェミニズム、シスターフッドの話になっているという感じ。女性にありがちな苦労話があるから、わかるわかると共感することばかり。マンスプレイニング野郎をやっつけるところは...続きを読む痛快だし、ライバルチームとの関係は胸が熱くなる。キムジヨンで気づいたことにどう対応するか、その答えの一部になっている。 Posted by ブクログ 女の答えはピッチにある:女子サッカーが私に教えてくれたこと キム・ホンビ / 小山内園子 わたしはサッカーはやらないが長く好きで見てきたので、共感できることがたくさんあった。サッカーを知らない人でも、自分の物語として読める部分があると思う。ユーモアがあって読んでいて楽しいし、注釈のアシストも絶妙で親切だった。好きなことを楽しむパワーをもらえた。 --------------------...続きを読む---------------------- “マンスプレイニングを楽しんでいる一部の男たちは、女性サッカーファンのことを俗にいう‘オルパ’(顔重視のファン)と断定する傾向も強いからである。彼らには、女が男と同じ理由でサッカーやサッカー選手を好きになるということがイメージできない。理由を情緒的、審美的なものに矮小化してようやく受け入れることができるらしい。あのさ、私もあの選手のキレのある動きや視野の広いところが好きなんだってば。あんたと同じようにね。”(p.44) “あることについて、自分もやれるという可能性をまったく想像できずに生きてきたものが、突然「やれるかも」という現実と出くわすと、「やりたい」を通り越して「ずっとこの瞬間を待ちわびていたんだ」という感覚になることは、なんとなくわかる気がした。運命的な出会いは時として時間をさかのぼり、現在から過去を照らしだす。”(p.224) “つまり私たちは、自分らしい人生を生きて、好きなことをしたいだけなのに。社会に抑圧されたこの「~したいだけ」が集まって運動になり、波のように打ち寄せ、境界線を少しずつ、消していくのだ。 だから、社会にはサッカーをする女たちのチームが一つでも多くあったほうがいい。”(p.256) Posted by ブクログ 女の答えはピッチにある:女子サッカーが私に教えてくれたこと キム・ホンビ / 小山内園子 面白かった!30代社会人女性がチームに入ってサッカーを始める、ってだけで、体力的にも社会的にも生活的にもそりゃもういろいろ壁があるだろうなというもの。訳文も軽妙で楽しい。 でも私が特にそうそう!と思い、また最も爽快感があったのは『ロビングシュート』の章だった。土砂降りのコクリツでベッケンバイアーを見...続きを読むて以来30数年ちらちらとサッカーを観戦、Jも設立開幕戦から、キッズ〜高校、大学、社会人までのカテゴリーも観てきましたが、誤解を恐れず言うならば、まあマンスプレイニングの嵐なわけです。 なので『ロビングシュート』万歳! Posted by ブクログ キム・ホンビのレビューをもっと見る