作品一覧 2024/03/15更新 「当たり前」をひっくり返す バザーリア・ニィリエ・フレイレが奏でた「革命」 試し読み フォロー 家族は他人、じゃあどうする? 子育ては親の育ち直し 試し読み フォロー ケアしケアされ、生きていく 試し読み フォロー 権利擁護が支援を変える セルフアドボカシーから虐待防止まで 試し読み フォロー 「困難事例」を解きほぐす 多職種・多機関の連携に向けた全方位型アセスメント 試し読み フォロー 脱「いい子」のソーシャルワーク 反抑圧的な実践と理論 [電子改訂版] 試し読み フォロー 1~6件目 / 6件<<<1・・・・・・・・・>>> 竹端寛の作品をすべて見る
ユーザーレビュー ケアしケアされ、生きていく 竹端寛 「迷惑をかけるな憲法」 すごいキーワードだ。 正直「ケアしケアされ・・・」というタイトルから、 高校生に福祉の大切さを教える本かな? と、期待薄で読み始めた。 ところが、、、 迷惑をかけるな憲法ときた。 現在の日本に蔓延する自己責任論のおおもと。 というか、私自身もこれに縛られて生きてきたように思...続きを読むう。 子供にも、「他人に迷惑をかけるな」をベースにしつけてきたような。 しかし今なら思う。 他人に迷惑をかけない、依存しない、なんてありえないのだ。 得手不得手は誰にでもあり、得意なことを得意な人にやってもらうのが 一番いいのだ。 そこに依存があっていいのだ。金銭が発生しようがしまいが。 著者は子供とのかかわりの中でいろいろ気が付いたと書いている。 子が生まれる前は夫婦それぞれの都合で生きてこられたのが、 子ができた途端、すべてが変わる。 100%親に依存する子供中心に、折り合いをつけていくことになる。 これは私も身に覚えがある。 資格試験の勉強もあり、長女のときは妻に大半を任せていたにしても、 少なくとも娘の存在で優先順位が変わったのは間違いない。 そして改めて思う迷惑をかけるな憲法。 私自身いまだに「障碍者」のために駅にエレベーターを作るなどは、 税金上?鉄道会社上?どうなのか、と思ってしまう部分がどこかにある。 結果的に若い人も老人もベビーカー連れも使っているので、 源は取れているのかもしれないが、、、(ちなみに私は使いません) 話がそれてしまったが、お金が絡むとややこしくなるが、 お互いの人間関係の中で、譲り譲られ、依存し依存され、 それが成立するのであれば、よいのだと思う。 それを、やたら権利だけを主張して、他人の心を踏みにじるような依存をしてはいかん、 ということだと思う。お互いの人間関係なのだ。 無償の愛、と言われる自分の子への対応だって、世話しながら親にさせてもらっている、 人間として得るものがたくさんあるのだ。 そう思えない人、ただ自分の時間が奪われた、お金が無くなる、と思ってしまった親が ネグレクトになったり子を捨てたりするのだろう。 ケア という言葉はなんだかよそいきのことばのようで。 迷惑をかけるな憲法 しみた。 Posted by ブクログ ケアしケアされ、生きていく 竹端寛 子育てというケアを見直すきっかけになる良書。 ケア関係は決して一方的でなく、互いが互いを必要とする相互依存的な関係であると。 たしかに子どもを育てていて、「あ、自分を見つめ直すきっかけになってるな」と思うこともあるけど、それをうまく言語化してくれている。 子ども達には「もっと自由に生きてほしい、自...続きを読む分の考えを大切にしてほしい」と思っているのに、リミッターをかけていたのは親である自分じゃないのか。 「ちゃんとしなくちゃ」と、"迷惑をかけるな憲法"に侵された子ども達なんて見たくない。 まずは話を聞くことからはじめてみよう。 【Action plan】 お風呂と寝る前に布団に入っている時間は徹底的に話を聞く Posted by ブクログ ケアしケアされ、生きていく 竹端寛 「迷惑をかけるな」という自己犠牲的な制約や、「頑張れば報われる」という単純化された神話は、他者の他者性や己の唯一無二性を見えなくし、抑圧的で息苦しい社会を作り上げてしまう。 他者と己の双方を見つめ、その違いを知る努力をしながら、時にケアし、時にケアされながら、進むべき道をともに考えていくこと。 ...続きを読むそのプロセスの重要性を、著者と学生との関わりや、著者の子育ての体験などをもとに、熱く、丁寧に説いています。 効率性や生産性を何より重視する現代の「ビジネス的マインド」にどっぷり浸かってしまった人にこそ読んで欲しい1冊。 Posted by ブクログ ケアしケアされ、生きていく 竹端寛 ケアということが自分を含むとは思わず読み始めた。 当たり前のことをを整理して必要にまとめてあることの有り難さを感じた。 なかなか自分を愛することができないし、何かに追われる毎日であるが、ふと自分とその周囲に手を差し伸べられるそんな気持ちを持ちたい。 Posted by ブクログ ケアしケアされ、生きていく 竹端寛 大人、子どものいずれにも、対話を通じて他者と自分の違いを理解し、どちらかが犠牲になることなく互いに納得できる落とし所を見つけることの重要性を理解することができた。 ただ、これはエネルギーを要することであり自分を大事にできていない人は他者も大事にできない。毎日残業で疲れ果てるような生活を送っていては...続きを読む、家族をケアすることはできないとわかった。 では家族をおろそかにすることなく、仕事でも成果を出すために必要な視点・考え方とはなんだろうと次の問いが立ちました。 本書の内容も十分に噛み砕けていない気がするので、また期間をおいて再読したい。 Posted by ブクログ 竹端寛のレビューをもっと見る