江戸日本の知られざる二重身分 という副題が気になって。
町人でありながら武士でもある、というような#壱人両名 。「士農工商」という身分制度を学んだ身からすると、そんなことあり得たの?と思うけれど、そのさまざまな例を知ると、江戸時代の秩序感が思っていたものとは違うらしいことをぼんやり理解できるようにな
...続きを読むって、面白かった。建前はとおすけれど、世の中をうまく回すために方便も使い、融通をきかせて調整するやり方。
株を買って武士になる、というのは新撰組で知っていたけれど、武士の身分だけが株になっていたわけではなかったから、累代の「何々家」も、血統上は何度も入れ替わっていることがごく普通のことだったなんて、「家」至上主義の人が知ったら、がっかりしそう。
生活の中で直接的に役立つ情報ではないけれど、こういうことを知るのって、面白いなあと思う。生きていく姿勢みたいなものは、変わる気がする。多分。