檜垣立哉の作品一覧

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作品一覧

2022/12/28更新

ユーザーレビュー

  • 食べることの哲学
    生きるために、生きるものを食べること。
    生きつづけることは、この矛盾をのみこむことである。
    ただ、そののみこみ方はさまざまだ。

    自分が動物の肉を食べないようになってから、
    『食べること』について考える事が多かったので、
    多方面からの『食』についての考察が本当に面白かった。ただ、哲学というだけあって...続きを読む
  • ドゥルーズ 解けない問いを生きる
    イメージの力に溢れた本。力強さも繊細さも、概念的厳密さも批判的な視点も、横溢している。ベルグソンという源。デリダという対照。フーコーとの共鳴。簡単ではないが難解でもない。個体という概念の魅力と射程の深さ。三つの時間も興味深い。

    現代における切実さと切れの良さではこのシリーズ最高作。
  • 生と権力の哲学
    権力と主体をめぐって、フーコー、ドゥルーズ、ネグリ、アガンベンとその思考をたどっていく。問題設定が切実に感じられたために、記述の抽象性にもかかわらず、ぐいぐいと読み込むことができた。社会的存在としての私をどういう戦略で生きていくか、幾度も考えさせられた。
  • ドゥルーズ 解けない問いを生きる
    あまり哲学に詳しくない人がドゥルーズを知りたいと思ったらまずこれ。
    高校で倫理をやっていた程度の知識量しかない私でも、なんとか読み進めることができた。
    過去の哲学者の思想をカットしないで丁寧に説明しており、また、哲学用語(たとえば、脱構築など)にも丁寧な注釈が入る。
    これを機にがんばって哲学を学んで...続きを読む
  • 生と権力の哲学
    後期フーコーの生権力論の核心をこれほど明快に浮かび上がらせた論考は初めてである。ドゥルーズの生の形而上学にもとづく管理社会論との対質も興味深く、アガンベンの剥き出しの生や証言をめぐる議論や、ネグリの帝国論も示唆的である。むろん、生権力に対する抵抗の可能性を中心に、今一歩踏み込んだ議論を望む向きもあろ...続きを読む

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