佐藤弘夫の作品一覧

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作品一覧

2024/04/12更新

ユーザーレビュー

  • 鎌倉仏教
    善行を積む、ということがイコール「寺への土地の寄進」を意味した平安末期において、「財を積むという努力する必要なし、他力でよい」と訴えたことが貧しい人々にどれほどインパクトがあったか、同時に、律令制が崩壊、公権力による鎮護国家仏教の庇護が縮小し、寺が自ら荘園を経営せざるを得なくなっていた時代に「寄進無...続きを読む
  • 日蓮「立正安国論」全訳注
    解説がなくても、現代語訳だけで十分理解可能だが、冒頭の全体的な解説や各節につけられた解説のおかげで、歴史的な背景も理解しつつ読み進めることができた。日蓮はとにかく浄土宗を諸悪の根元と考えており、本書を読むと、その勢いのすさまじさを実感できる。
  • 神国日本
    紙では絶版なのがあまりに残念。

    手垢のまみれた「神国日本」という概念を、文献を元に考察を加え、議論の土台を与えることに成功している。

    神国ならびにその一部である天皇について「右」も「左」も無知な人も必読の文献。

    ・P33.天皇号の採用は今日では、天武・持統朝説が定説。
    ・P44.の伊勢の神様の...続きを読む
  • 神国日本
    [ 内容 ]
    日本は神国である。
    ―誰もが耳にしたことのあるこの言説。
    しかし、われわれは、「神国日本」がいったい何を意味するのか、本当に知っているのだろうか?
    その展開を実証的にたどってみると意外な事実が見えてくる。
    たとえば、「ナショナリズム」を高揚させるイデオロギーと思われがちなこの思想も、中...続きを読む
  • 日本人と神
    期待以上に面白かった。論拠や展開が厳密に言えば曖昧なところもあった気がしたが、読み物としてはかなり楽しめる。ときどき心に刺さるような文章もあって、なかなか貴重な読書体験だった。

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