タイトルに一目惚れ。読んでよかった。
前向きになる。ワクワクする。胸が熱くなる。
小国綾子さんのエッセイのような、経歴のような、育児書のような、祈りのような。素敵な言葉がたくさんあった。
文字が大きく、読みやすい。小学校中学年から読めそうだが、内容は中高生、大人にも響くものがあると思う。
1章は就
...続きを読む活生に、2章は新社会人に、3章はママやパパに4章は転職を考える人に、5章は震災後の東北、日本のすべての人へ。
私自身この本で「!」がたくさんあった。あり過ぎて流れるくらい。この本から伝わる、小国さんのエネルギッシュで前向きで、人間臭いお人柄が大好きになった。
クラバート、松谷みよ子、谷川俊太郎、長田弘、素敵なワードが出てくるたび興奮。
記者が当事者になれないこと、祈るように届くように書くこと。書くまで悩み続け、書いてもなお悩むこと。あぁ、私だけじゃないんだな、こんな気持ち、と思った。向こう見ずに突っ走っても悩むんだ、とホッとした。
会社はやめる、仕事はやめない。好きなことはどんな形でも生涯続けられるんだ、と思った。
以下覚書
暖かいと暖かなの違い。言葉の力だ。言葉の力を諦めない。
被災地という名の土地はないし、被災者という名の人はいない。
一人一人が、違う意見を勇気を持って言葉にしなきゃいけない。違いを楽しんだり驚いたりしながら一緒に考えていける関係を作っていかなきゃならない。
選び直す勇気さえあれば、今はどんな生き方を選んでも大丈夫。
これらの言葉にグッとくる。