齋藤可津子の作品一覧

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作品一覧

2023/07/28更新

ユーザーレビュー

  • 三つ編み
    想像以上に良かった。途中、読むのが辛くなる時もあったが、このままで終わるわけがない。この3人の女性たちがなんとか立ち上がるに違いないはず、と思って読み進めた。そのせいもあって、つい先へ先へと読み急ぐ傾向にあった。
    インド、イタリア、カナダ。どの国のどの女性も今の私とは程遠い感じもするし、状況は勿論違...続きを読む
  • 滅ぼす 下
    「何が何でも物語作品が必要である。自分以外の誰かの人生が語られていなければならない」

    これは物語終盤、主人公がある危機に陥るが、「読書」によって一時的に絶望から救われる場面。

    あまりにも絶望的?な本筋とはすこし離れるが、
    ウエルベックの読書に対するポジティブな考え方が集約されているような気もして...続きを読む
  • 三つ編み
    インド最下層カーストの女性、イタリアの人毛ウイッグ工場を経営する父のもとで働く女性、カナダでパートナー弁護士を目指すシングルマザーの女性。
    この3人の不遇な境遇・理不尽な差別・突如降りかかる災難を通して、先の未来に見えるものが問われているかのような小説だった。
    特にインドの最下層カーストの生活の描写...続きを読む
  • 彼女たちの部屋
    簡潔な文で映像が浮かぶ。女性を、というのがやや鼻につくけど、自己再生と周りの人を助ける、というテーマを一気に読ませるスートリー仕立てはなかなかです。
  • 滅ぼす 下
    謎の組織によるテロ行為はエスカレートし遂に犠牲者が出る。
    その煽りを受けながら大統領選は終結する。
    家族内での不幸。もっとも若い息子が死に、体の不自由な父親は生き延びる。
    主人公は妻との関係を修復するも過酷な運命が待ち受けていた。

    上巻から物語の重要な要素と思われていたテロとの戦いや大統領選は尻す...続きを読む

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