作品一覧 2022/05/27更新 数の発明――私たちは数をつくり、数につくられた 試し読み フォロー 樹木の恵みと人間の歴史 試し読み フォロー ピダハン――「言語本能」を超える文化と世界観 試し読み フォロー 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> 屋代通子の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 数の発明――私たちは数をつくり、数につくられた ケイレブ・エヴェレット / 屋代通子 数を持たない文化もある、そもそも人間は数をどう認識しているのか、なぜそれが必要だったか、どう生まれたのかを言語人類学、認知心理学、考古学、大脳生理学、動物行動学といった分野の知見を横断して書かれた、知的好奇心に溢れた本。 Posted by ブクログ ピダハン――「言語本能」を超える文化と世界観 ダニエル・L・エヴェレット / 屋代通子 ピダハンの人々のエピソードが魅 人生をかけてピダハンの文化と言語の研究に取り組む言語学者の著作。読んでいるとジャングルの光景が目の前に広がる。言語が文化といかに密接に関係しているかが分かる。終章は特に示唆に富む。筆者の主張の根拠として各所に紹介されるピダハンの人々のエピソードも魅力的。信仰がなくなってしまったことも著者が非常にピダ...続きを読むハンを尊敬し彼らの生き方、考え方に影響されたことの裏返しなのだろう。 猫田 ピダハン――「言語本能」を超える文化と世界観 ダニエル・L・エヴェレット / 屋代通子 ・ピダハン→ブラジルの先住民 ・ピダハン語以外を使う気がない。 ・赤ちゃん言葉がない→大人も子供も対等、メンバーとして責任を負う。 ・抑うつ、疲労、不安、パニック障害等がない→心配という言葉がない。 ・苦しみ、死が当たり前→悲しんでも誰も狩りを代わってくれない。 ・未来より今を楽しむ→食料や道具の保...続きを読む存がない。 ・自分で自分の人生の始末をつける。 ・自分の住む土地に誇りを持っている、美しい土地、美味しい水。 ・直接体験する事しか信じない→神を信じない、他に心配がない。 Posted by ブクログ ピダハン――「言語本能」を超える文化と世界観 ダニエル・L・エヴェレット / 屋代通子 同じ言語でもその人の見てきたものや置かれている環境によって、言葉に内包された意味やイメージは変わってくる。今まで経験した会話の中にも危ういものがないか反芻する機会を得た。定説を再考察する言語学として、また作者の冒険記として(どんでん返しあり)の読み応えもあった。 ※追記 筆者がピダハンと共に過ごし...続きを読むたこれだけの時間も費やしても、人間同士の関係性は研究対象の域を越えれないのであれば、隣の人を理解することも到底困難であろう。 良い関係を築くために大事なことは、双方向で研究対象であり続けることなのかもしれない。 Posted by ブクログ ピダハン――「言語本能」を超える文化と世界観 ダニエル・L・エヴェレット / 屋代通子 左右の概念、数字の概念がない民族に興味を持ち読んでいたが、想像以上に興味深かった。ピダハンが重んじるのは現在の直接体験のみであり、見えないものやわからないものについてあれこれと心配をしない。その結果なのか鬱や自殺といった精神的な疾患が見られない、というのは興味深い。 過去や未来に捉われず、今見えてい...続きを読むるものに集中する、という考え方は仏教にも通じる考え方だと感じた。 Posted by ブクログ 屋代通子のレビューをもっと見る