作品一覧 2019/03/30更新 子連れ侍江戸草紙 試し読み フォロー 旗本金融道 試し読み フォロー わんわん武士道 試し読み フォロー 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> 経塚丸雄の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 旗本金融道 : 5 情けが宝の新次郎 経塚丸雄 祖父の源太郎がかどわかされ、新次郎自身も幕府評定所に召喚され、あのこわい鳥居耀蔵の審議を受ける。このままでは切腹どころか首切りにもなりかねない。最大の危機をどう乗り越えるのか。もちろんこういう小説だから死罪になるわけないのである。乾坤一擲の手で乗り切る?いやいや家人や家来や友人たちの力がここで発揮さ...続きを読むれる。新次郎は乱暴者であっても、人情には厚いのだ。その人情によって結ばれた人々の絆で助けられる。ああ、感動的だなあ。結局はお気楽なのだが、結構面白いシリーズだった。大団円で終わる。 Posted by ブクログ わんわん武士道 : 1 猛犬、江戸に跳ぶ 経塚丸雄 将軍家治に異国からプレゼントされた生きもの、それは巨大犬、仁王丸と名付けられたマスチフ、75kgの巨体、あたかも熊のよう。誰も近づけません。一方、心配症で過保護な母親に育てられた小笠原官兵衛39歳は、「剣術」と「鳥寄せ」の2つの特技を。また、成り行きから小犬、百若を飼うことに。官兵衛が、みんなから怖...続きを読むれられている仁王丸に、百若を介しながら徐々に徐々に、躾けていく作品、なかなか面白かったです。官兵衛の美人4姉妹、文武両道(ふみ、たけ、りょう、みち)が作品に「華」を添えています。 Posted by ブクログ 子連れ侍江戸草紙 経塚丸雄 記憶が正しければ「わんわん武士道」シリーズの作者ではなかったか? この本の面白いところは、実によく主人公が考えているところだ。自分の身の振り方、奉公先での身の処し方や武士道そのものの生き方など、問題に当たるたび、自問自答する。 大恋愛の末夫婦になったものの、一人娘を残して産褥の弊害で死んでしまった愛...続きを読む妻。 長く男児が生まれず、長兄の後継として家に残っていたが、長男が生まれ、家を出ることになった際もそうだ。 物事を受け止め、気が滅入りそうな出来事にも、考え方を整理して向かう実に賢い人物だ。 読んでいて、清々しいし応援したくなる。 Posted by ブクログ わんわん武士道 : 3 猛犬、恋に落ちる 経塚丸雄 仁王丸にいよいよ嫁を取らねばならないタイミングが来たようだ。ところが嫁候補の弁天は、幼い頃飼育をしていたカピタンの部下が、主人に見えないところで鞭で殴っていたようで、細く長いものを見ると暴れだす。 それで使用人も噛まれる羽目に。 次女の武の、大奥勤のための試験が始まる。 苦手な長女、次女との葛藤や...続きを読む、睨まれている田沼老中からのプレッシャーに勘兵衛がんばる! Posted by ブクログ わんわん武士道 : 1 猛犬、江戸に跳ぶ 経塚丸雄 小笠原官兵衛、39歳は千五百石の直参旗本。父親は官兵衛が生まれてすぐに亡くなった。今は老いた気の強い母親と、5年前に亡くなった妻(これも気が強かった)の残した4人姉妹。小普請組となって長い。(38年) たった一人の跡取りであった官兵衛は、家を出ることも許されず、唯一通えた道場で剣を、友人もなく寂し...続きを読むさを自然を観察し得ることのできた『鳥寄せ』の技を持っていた。 厳しく、管理せずにはいられない母親のところに帰りたくないばかりに剣の道も極めた。 そんな官兵衛はひょんなことから、オランダのカピタンから贈られた巨大な犬、名前も「仁王丸」というマステフ犬のしつけを仰せつかった。 と、ここまで書いても実に面白そうでしょう? 家族のそれぞれのキャラクターや、仕事の仲間についてなど一見茫洋とした官兵衛だが、見る目は確か。 人間模様が実に面白い! その名も『わんわん武士道』の第1巻 Posted by ブクログ 経塚丸雄のレビューをもっと見る