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直参旗本の次男、高見沢彰吾は、忘れ形見の娘の為に、旗本の身分を捨て陪々臣として生きる道を選んだ。与えられた役目は、他家との外交役。懸命に仕事に取り組む彰吾に、思いもよらぬ事件が――。
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Posted by ブクログ
記憶が正しければ「わんわん武士道」シリーズの作者ではなかったか? この本の面白いところは、実によく主人公が考えているところだ。自分の身の振り方、奉公先での身の処し方や武士道そのものの生き方など、問題に当たるたび、自問自答する。 大恋愛の末夫婦になったものの、一人娘を残して産褥の弊害で死んでしまった愛...続きを読む妻。 長く男児が生まれず、長兄の後継として家に残っていたが、長男が生まれ、家を出ることになった際もそうだ。 物事を受け止め、気が滅入りそうな出来事にも、考え方を整理して向かう実に賢い人物だ。 読んでいて、清々しいし応援したくなる。
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