作品一覧 2022/11/16更新 赤い髪の女 試し読み フォロー ペストの夜 試し読み フォロー 僕の違和感 試し読み フォロー 無垢の博物館 試し読み フォロー 雪〔新訳版〕 試し読み フォロー わたしの名は赤〔新訳版〕 試し読み フォロー 1~6件目 / 6件<<<1・・・・・・・・・>>> オルハン パムクの作品をすべて見る
ユーザーレビュー 雪〔新訳版〕 下 オルハン パムク / 宮下遼 上巻では恋敵であるはずのムフタルの伝言を素直にイペキに伝えるKaの純真さに、恋心の薄さや幼稚さを感じたけれど下巻になってからはKaの想いにはくるおしさを感じた。 イペキもKaから詩を読んでもらった時にしきりに自分の感情的感想は述べずに「綺麗な詩ね」とばかり答えていた。 イペキはKaのようにはまだ...続きを読むKaを愛していなかったけど、幸せになりたかったし、Kaはムフタルや他の男性とは違うと思って愛せると思ったのだろう。 純真そうで幼さも感じるKaには身勝手さを感じたけれど、嫉妬心を感じだしたKaの方が好きだった。 Posted by ブクログ 赤い髪の女 オルハン パムク / 宮下遼 イスタンブールのオンギョレンで物語は始まる。 主人公ジェムの父、その恋人。母、赤い髪の女。 物語が次々と進み思いもよらなかった結末へと。 マフムト親方のその後がとても気になりつつ読みました。 まさかね。 Posted by ブクログ わたしの名は赤〔新訳版〕 下 オルハン パムク / 宮下遼 物語の挿絵を様式に則って描くことを是としてきた細密画師が16世紀イタリアルネッサンス期の肖像画(テッィツィアーノか)を見てその手法のみならず,画家とのその対象の自意識(Identity)に触れた衝撃を記している。 パムクは,万華鏡のように視点を変えて物語を紡いでいく中で,命なき者にも語らせてい...続きを読むる。絵画に書かれた犬,大木,金貨,そして"赤" シェキュレとカラの愛の駆け引きもとても奥深く,官能的。 Posted by ブクログ わたしの名は赤〔新訳版〕 上 オルハン パムク / 宮下遼 真実の芸術表現とは、神が与えた日の概念を定着させることであるから、個人の着想(様式)などは必要なく、ましてや、描く対象のものさえ見る必要がない。美の概念を定着させるのだから、目が見えていることさえ、障害になるという発想は、とても東洋的なのだろうか。 Posted by ブクログ わたしの名は赤〔新訳版〕 上 オルハン パムク / 宮下遼 単行本が出た時に、オスマン帝国の美術が扱われていると知って購入しました。 出版当時から旧訳版は読みにくいという評判でしたが、私にはそのたどたどしい文体が、異国の謎に満ちた物語の雰囲気を盛り上げてくれるように感じ、楽しく読むことができました。 (じっくり時間をかけて読む必要はありましたが) 今回...続きを読む新訳版が出たということで、電子書籍を購入。 確かにこちらの方が読みやすいですし、旧訳版と違和感が無いように気を使われていることにも好感を覚えました。 パムクの素晴らしい作品を、二通りの翻訳で楽しめる。これは贅沢な体験です。 michiru オルハン パムクのレビューをもっと見る