國分俊宏の作品一覧

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作品一覧

2022/12/23更新

ユーザーレビュー

  • ソヴィエト旅行記
    内容についての良さは置いといて、訳者による前書きやあとがき、解説の丁寧さと熱意のすごさたるや…ジッドに込められた想い、前訳者に対する尊敬の念などを読んで、文庫と厚さにしては1200円ほどと高さを感じたが、これはそれ以上の価値がある。ソ連をより知るための教科書でもあるがそれ以上に現代人には必読書と感じ...続きを読む
  • プルーストと過ごす夏
    失われた時を求めてを読みたかったが、あまりに長いのでまずは入門書を、とこちらを手に取った。名作には解説が必要だ、と改めて思わされた本。様々な切り口で複数の有識者が解説してくれるが、何度も出てくる場面もあれば、何度も話題に上がる登場人物も出てくる。本編を読み、途中で挫折しない為にも良いきっかけとなった...続きを読む
  • オリヴィエ・ベカイユの死/呪われた家~ゾラ傑作短篇集~
    傑作。どれも面白いが最後の「スルディス夫人」がいい。売れてないが才能ある画家がいて、絵の具屋の娘が目を付ける。彼の美貌と才能に惹かれて遺産を援助し結婚して生活する。話の筋としてはよくある事なんだが、これでもかこれでもかと作者が描写する表現が、惹き付け惹き付け。
    1ヶ月前に同じ作者の文庫を読んで、それ...続きを読む
  • ラブイユーズ
    バルザックの著作の多くは「人間喜劇」で括られていますが、本作は風俗研究-地方生活情景カテゴリ中の作品。
    タイトルのラブイユーズは、川揉み女(川の水をかき回してザリガニを罠に追い込む)の意味で、バルザックあるあるで重要だけど主人公じゃない人名(蔑称)。♪エビすくい、えびすくい♬
    登場人物整理は、文庫の...続きを読む
  • オリヴィエ・ベカイユの死/呪われた家~ゾラ傑作短篇集~
    「オリヴィエ・ベカイユの死」がポーの「早すぎた埋葬」と似ているのは偶然なのだろうが、同時期に西洋では「生きたまま埋葬されるかもしれない」という恐怖が共通認識として広まっていたというのは興味深いことだ。

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