芳川泰久の作品一覧

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2017/03/03更新

ユーザーレビュー

  • ボヴァリー夫人
    『ボヴァリー夫人』

    「そろそろやばいかな」とかこの若妻は思いません。
    元祖ゴーイングマイウェイな”ボヴァリー夫人”。

    若い時の夢見がちな空想って、
    いつしか現実と向き合う時間が増えるにつれ
    にこやかに送り出せるものだと思うのですが、
    (と言うかサヨナラせざるを得ない…?)

    この妻、諦めない。...続きを読む
  • ボヴァリー夫人
    最初は冗長に感じたが、読み進むうちに繊細な情景描写や感情表現にぐいぐいと引き込まれた。文学史上に残る傑作だと思う。翻訳も丁寧で読みやすい。
  • ボヴァリー夫人
    冷静で緻密な描写に終始圧巻される。
    ストーリー自体は現代ではありふれた転落劇だが、これでもかと積み重ねられた情景描写が雄弁で士気迫ってくるものがある。
    農業共進会でのロドルフとの逢引シーンが素晴らしい。
    役者あとがきまでボリューム満点で満足度が高かった。
    シャルルは何も悪いことはしていないし一貫して...続きを読む
  • 謎とき『失われた時を求めて』
    はじめにとおわりにはマグマが吹き出す熱量だ。小説読みの面目躍如だ。微差、石の摩滅、重ね合わせは卓見すぎてクラクラする。失われた時を求めてを読んで、さらに本書に出会えて、生まれてきた甲斐もあったよ。
  • ボヴァリー夫人
    どうしようもない女性の話。真っ当で愛情深い夫を退屈で凡庸だと軽蔑。夫は安定した稼ぎがあるのに、この人でなければ自分はもっと裕福な暮らしができたはず、と自惚れ。そんな女性の話でも一応の格調を保っている。文章の美しさもさることながら、女性の一途さ故に。ただ物語のような恋愛をひたすら求める様は、哀れだけど...続きを読む

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