最近の斎藤一人さんの本は、以前読んでいた斎藤一人さんの本とはちょっと風味が変わったように思う。良い意味で。
っと言うのは、なんというか、自分の失敗や弱みを曝け出している箇所が前より増えたかなと感じたから。
以前の本では斎藤一人さんは、子供の頃から精神的に完璧でこれといった失敗なし、百戦百勝みたいな
...続きを読む印象を受けていたから。
でも、斎藤一人さんも人間なんだなあ、と思えて、今ではより身近に感じることができた。本当の、意味で肩の荷がおりたという感じで、良い読後感だった。
自分がこれまでの人生で精神的に失敗ばかりしてきたように思っていたから、なおさら、一人さんの本を読むたびに一人さんに対してかなりの劣等感を抱いていたのだと思う。斎藤一人さんの考えが受け入れられないとなるともしかしたら自分は精神的に次元が低いからまだ気づけていないだけなんだと自分の中で決着をつけている人は割と多いと思う。斎藤一人さんが正解で自分が間違いみたいに。特に真面目な人ほどその傾向が強いのではないかと思う。殊更、斎藤一人さんの本は否定しづらい性質があり、ツッコミどころが少な過ぎるきらいがあり文面上での斎藤一人さんは特に「完璧感」が強いためだと考える。また、斎藤一人さんは自分の弱みをあまり書かないのでそこに妙に違和感を感じることもある。もう少し弱味を出しても好感度は下がらないと思うんですけどね。っと勝手な老婆心を,,,,
だが、この年になってようやく、過度な我慢はいけないなあ、真面目過ぎるとかえってうまくいかないなあ、ということがよく分かってきたように思う。
そういう意味では、我慢するのはあまり良くないかも、という点では斎藤一人さんの言っていることは、実はひろゆきと同じなのかもしれないなあ、と思った。
私自身、これまで頑張り続けてきた人生だったが、そろそろ人生の転機を迎えつつあるのかも知れない。そんなことを思った。