水村美苗の作品一覧

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作品一覧

2022/06/10更新

ユーザーレビュー

  • 増補 日本語が亡びるとき ──英語の世紀の中で
    久しぶりに痺れる本に出会った。
    著者の水村美苗は学者であり作家である。名門イェール大学・大学院でフランス文学を専攻し、アメリカの大学で日本近代文学を教えながら日本語で小説を書いた。本書の発刊は2008年。5年をかけて書き上げたことからも著者の情熱が伝わってくる。
    書き出しは著者の体験が小説のように綴...続きを読む
  • 続 明暗
    「一体何処から遣り直しがきかなくなってしまったのだろう」

    単行本が出版されてすぐに読んだ記憶があるので、1990年以来の再読となる。
    黒船的な登場は衝撃だった。
    明暗の続きをそのまま読みたいという願いが叶ってしまった。

    文庫の裏にもあるが、この作品自体がすでに古典。
    奇跡の一冊。

    個人的に集中...続きを読む
  • 続 明暗
    夏目漱石の本歌取りであるが、新人作家がそれにチャレンジした勇気と、その勇気に匹敵する内容の面白さに感服し喝采。
     登場人物のキャラで小林がずいぶん常識人になってしまったのと、妻お延がなんでかうつ性格になってしまったのは、ちょっとしたキズにもみえるけれども、それまでほとんど登場してなかったもと彼女の清...続きを読む
  • 増補 日本語が亡びるとき ──英語の世紀の中で
    言語、普遍語、現地語、国語の歴史・国ごとの違いそして日本が今後どうやって英語と日本語の共存を考えていくかまとめた一冊。

    英語との併用は大いに考えるところ。
    二か国語の取得は難しいと言われているけれども、それを再確認させてくれる。
    その中での国語の重要性そして英語に関してはバイリンガルは特定の人でい...続きを読む
  • 続 明暗
    芸術選奨新人賞受賞。
    「明暗」は絶筆で未完成ですが、水村 美苗さんが「続 明暗 (ちくま文庫) 」で完結させてくれています。私的には納得のいく結末でした。良い着地点と思いました。お薦め。

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