作品一覧

  • 僕、トーキョーの味方です アメリカ人哲学者が日本に魅せられる理由

    Posted by ブクログ

    東京に住んで11年というアメリカ人哲学者(?)からみた、トーキョーという町に関するエッセイ。

    東京に生まれ育ってきましたが、やはり外国の人から見ると奇異に映る”常識”が多いことに気づかされます。
    とくにおもしろかったのは、花見について語った以下の一節。

    「1年に二、三週間だけ、東京人は規則正しい角度で地図に押し込められた毎日から脇にそれて、友人ゆあ同僚や家族と桜のそばを歩き、気を囲んで座る。」


    あとは、紙袋について書かれた以下の一文。

    「街のいたるところでみかけるむすうの紙袋は、巨大な動くアートとなり、東京の風景の一部となっている。どの家庭もみせでもらう紙袋を大切に保存していて、幾度

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    2009年10月04日
  • 僕、トーキョーの味方です アメリカ人哲学者が日本に魅せられる理由

    Posted by ブクログ

    こういう本、僕はホントに大好きです。勿論、世間一般的に傑作かどうかは分かりませんが、僕個人としては楽しく読ませていただきました。


    海外からいらっしゃった方が書く『日本観』といえば、これは僕の偏見交じりですが、大抵は日本の古来からの文化とか伝統とか、そんなものが多いのではないのでしょうか?
    あとは、海外の方の視点で見た、日本の外交。歴史問題や腰の低い外交とか、賛否両論の嵐の数々。どちらにしても、何となく『ありきたり』という感じはしますが。
    しかし、Michael Pronko氏のエッセイは、そんなありきたりな日本観とは想像もつかないところを題材にしています。『今』の、且つ『日常』を描い

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    2009年10月04日
  • トーキョーの謎は今日も深まる

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    以前読んだ詩人のアーサー・ビナードのエッセイにも言えるのだけれど、在日アメリカ人の書く文章には、当人の年齢に関係なく子どもの目線のような素直さが感じられてとても新鮮だ。育った文化風土が感受性に及ぼす摩耗の度合いの違いだったりするのかもしれないが、まずそこが面白い。そして、彼ら外国人の目から見て、東京が如何に緻密で精巧な生活サイクルをこなしているか、如何にストレスフルな都会生活を無意識に送っているかが照射され、今さらながらにギョッとさせられる。確かにこんな中にいきなり飛び込んだら頭痛にも悩まされるよな、と思わずにいられない。著者は意識的に「東京は世界で一番○○な街だ」という書き出しを多用してひと

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    2010年06月03日
  • 僕、トーキョーの味方です アメリカ人哲学者が日本に魅せられる理由

    Posted by ブクログ

    なかなか面白い本でした。
    東京の生活を、アメリカ人哲学者が論じるとこういうことになるのか…と。

    一番楽しかったのは、つり革のつかまり方に関する章。
    日本人のつり革につかまる様を、ユーモラスに描いた章です。
    これは面白かった。

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    2009年10月04日
  • 僕、トーキョーの味方です アメリカ人哲学者が日本に魅せられる理由

    Posted by ブクログ

    「東京なんてさ…狭いし、汚いし、空気が悪いし」という心に、やさしく、そして控えめに主張。このタイトルからして絶妙です。

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    2009年10月04日

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