作品一覧 2021/05/21更新 伊勢神宮の謎を解く ──アマテラスと天皇の「発明」 試し読み フォロー 建築から見た日本古代史 試し読み フォロー 持統天皇と男系継承の起源 ――古代王朝の謎を解く 試し読み フォロー 神社霊場 ルーツをめぐる 試し読み フォロー 1~4件目 / 4件<<<1・・・・・・・・・>>> 武澤秀一の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 伊勢神宮の謎を解く ──アマテラスと天皇の「発明」 武澤秀一 最初は少々だるいのだけど、後半はぐいぐい惹き付けられる。なぜ伊勢なのか、何故外来神のタカミムスヒを祭っていた伊勢がアマテラスを祭るようになったのか、なぜイザナギ・イザナミという親がありながら、アマテラスが皇祖になったのか(親があるならその親が皇祖のはず)、そして皇祖神としてのアマテラスがなぜ伊勢にま...続きを読むつられているのか、なぜ一度途絶えた斎宮が天武・持統で再開されるのか、古事記・日本書紀の記載になぜ齟齬があるのか、平易な文で丁寧に検証しながら仮説を展開していく。すっ飛んでてもう少し説明がほしいところもあるが読み物としても面白い。天智、壬申の乱、天武・持統の時代に興味があるひとにもオススメ。天智・天武が同父母兄弟という記載に以前から唱えられていた異論に関連もある。明治維新の廃仏毀釈に通じるところも。神も仏も政治に利用してきた人間のたくましさよ。 Posted by ブクログ 伊勢神宮の謎を解く ──アマテラスと天皇の「発明」 武澤秀一 神道系の知識の参考にしたうちの一冊. 伊勢神宮の創立から目的まで,色々な角度から紐解いていく過程を含め楽しめた. Posted by ブクログ 伊勢神宮の謎を解く ──アマテラスと天皇の「発明」 武澤秀一 伊勢神宮の祭神、「天照大神」。しかし、その成立は微妙なものがありました。当初男神だったものが女神へ変わっていること、それも巫女の立場の人間が神に昇格する形のものではなかったか、と指摘します。古事記、日本書紀の記述やその後の宮中の記録を冷静に並べ分析すると… Posted by ブクログ 神社霊場 ルーツをめぐる 武澤秀一 世界遺産からローカル遺産まで、列島各地の神社霊場を探訪するなかで、いろいろなことが見えてくる。 たとえば、伊勢神宮の創建よりより出雲大社のほうが早かったとか、日本の神様はヨコ並び がお好きとか、神社は神様に至るための中継センターであるとか、いまは神社とお墓は相いれない形になっていることが一般的だっ...続きを読むたがかつては隔てはなかったとか、目から鱗が落ちる発見があって、とても面白い。 臨場感にあふれており、神社を訪れた時、どういうポイントを押さえたらいいかがよくわかったのが収穫でした。 Posted by ブクログ 建築から見た日本古代史 武澤秀一 天智天皇と天武天皇がいる兄弟という説、おもしろい。 天智天皇と天武天皇の確執、その後の壬申の乱へのドラマ、天武天皇を引き継いだ天智天皇の娘である持統天皇…この流れの考察は納得感があり勉強になった。 天智天皇の娘で、天武天皇の妻で、万世一系神話を生み出した。持統天皇がこんなに興味深い人物だったとは。 ...続きを読む事実の羅列でしか知らなかった歴史に厚みが生まれ、物語を感じた。 Posted by ブクログ 武澤秀一のレビューをもっと見る