福間良明の作品一覧

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作品一覧

2024/03/10更新

ユーザーレビュー

  • 司馬遼太郎の時代 歴史と大衆教養主義
    司馬の学歴・職歴が傍流であったことや軍隊経験が作風に与えた影響、作品がサラリーマン層にある種の教養主義として受け入れられた背景、没後に司馬史観批判が発生した理由等、司馬遼太郎を理解するための入門書として最適な一冊。得るものが多く、付箋貼りまくりでした。

    新聞記者時代に、政治や事件などを扱う花形部署...続きを読む
  • 司馬遼太郎の時代 歴史と大衆教養主義
    国民作家司馬遼太郎の作品、思想について、「教養主義」という立場を交え、略歴、戦争体験から探る。

    司馬遼太郎ファンならずとも楽しめる内容だろう。作品を読むだけでは見えてこない氏に対する評価、俗に言う司馬史観など。大衆教養主義やサラリーマン社会がヒットの一因。

    学歴と職歴、傍流の立場を指摘した所は慧...続きを読む
  • 「勤労青年」の教養文化史
    定時制高校へ進んだ動機について、53.6%が「できるだけ教養を高める」と答え、「高校卒の資格を得る」の18.7%を大きく上回ったという(1960年のある調査)。
    昭和20~30年代において、高校に進学せず就職・就農した「勤労青年」たちが「実利を超えた教養」を求め、農村では青年学級、都市部では定時制高...続きを読む
  • 「勤労青年」の教養文化史
    この本は20世紀半ばから後半にかけて、勤労青年たちにとって「教養」にはどんな意味があったのか、なぜ教養を求めたのか、など当時の社会情勢を描きながら中学を卒業した後すぐに働く青年たちの様々な思いを考察したもの。

    当時の高校進学率(全日制)は今に比べて格段に低かった。それには様々な理由があるが、一番の...続きを読む
  • 「勤労青年」の教養文化史
    アジア太平洋戦争後、全日制高校に進学できなかった勤労青年の間で発生した教養文化について、その消滅までを追跡したもの。進学できなかったことへの鬱屈や、「教養」に触れない人たちへの優越感が、教養文化を支えていたことが浮き彫りにされる。1970~80年代の歴史ブームの担い手を、かつて教養主義をくぐった男性...続きを読む

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