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作品一覧 2024/05/17更新 大衆の反逆 試し読み フォロー 大衆の反逆 NEW 試し読み フォロー 大衆の反逆 試し読み フォロー 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> オルテガ・イ・ガセットの作品をすべて見る
ユーザーレビュー 大衆の反逆 オルテガ・イ・ガセット / 佐々木孝 ちくま学芸文庫版は大学の時、さらに社会人になっても読んでいたが、今回は岩波文庫版を読んでみた。 100年前の話なのだが、個人の自由が脅かされているのではとの雰囲気がある、自らの頭で考えない人が増えている、固有の文化が転換点にある、など現代に通底するテーマと視座を提供してくれる。オルテガの歯切れ良い...続きを読む語り方もよい。 名著は出版社を超えても名著なのだと感じた。 Posted by ブクログ 大衆の反逆 オルテガ・イ・ガセット / 神吉敬三 1930年刊行。某経済誌で今読むべき古典と紹介されていた。 たしかに、名言・格言だらけ。例えば、 「人間を最も根本的に分類すれば、次の二つのタイプに分けることができる。第一は、自らに多くを求め、進んで困難と義務を負わんとする人々であり、第二は、自分に対してなんらの特別な要求を持たない人々、生きると...続きを読むいうことが自分の既存の姿の瞬間的連続以外のなにものでもなく、したがって自己完成への努力をしない人々、つまり風のままに漂う浮標のような人々である(p18)」 「今日の特徴は、凡俗な人間が、おのれが凡俗であることを知りながら、凡俗であることの権利を敢然と主張し、いたるところでそれを貫徹しようとするところにある(p22)」 「大衆の反逆とは、人類の根本的な道徳的退廃に他ならない(p179)」 刊行から約100年。デジタル革命を経て「大衆の反逆」は、より深刻さを増してるようだ。平凡に居直る「浮標」にならぬよう生きていこうか。 Posted by ブクログ 大衆の反逆 オルテガ・イ・ガセット / 神吉敬三 それ以前の人々にとって生とは重苦しい運命だった。しかし、現代の「大衆」=「平均人」は、彼を取り巻く世界に甘やかされている。経済的、肉体的、社会的安楽さをあたりまえのものと思っている。 近年のヨーロッパに蔓延する無力感は、「潜在能力の大きさ」と「政治機構の大きさ」とのアンバランスから生まれる。 「...続きを読む国家というものは、人間に対して贈り物のように与えられる一つの社会形態ではなく、人間が額に汗して作り上げてゆかねばらないもの」 国家を成り立たせる要因は、血縁でも、言語でも、過去でもなく、「われわれが一緒になって明日やろうとすること」 「国家は一つの事物ではなく、運動である」 「ヨーロッパ大陸の諸民族の集団による一大国民国家を建設する決断のみが、ヨーロッパの脈動をふたたび強化しうるであろう」 Posted by ブクログ 大衆の反逆 オルテガ・イ・ガセット / 神吉敬三 人生で最も影響を受けたトップ5に入る本。 100年前に書かれた内容は今でも色褪せない。「精神の貴族」はよいことばですね。 Posted by ブクログ 大衆の反逆 オルテガ・イ・ガセット / 神吉敬三 ポピュリズムが影を覆う今だからこそ読むべき本だと思います。これだけ上から目線で書かれた本も珍しい。今だったら『炎上』必死の内容です。 Posted by ブクログ オルテガ・イ・ガセットのレビューをもっと見る